ブログカテゴリ:コンクール



2018/09/08
今回はコンクールを活用してやる気を引き出す方法について考えてみます。コンクールにチャレンジすると目的意識を持つ、練習量が増えるといった良い効果があります。実際に生徒達の様子を見ていると、練習量は2倍くらいに増える傾向がありますし、夏休み期間は3倍くらいになる場合もあります。一生懸命に練習した結果、賞をもらえたりすると自信に繋がり、ピアノへのやる気も湧いてくるでしょう。ここまで聞くと、いいことばかりのように見えます。ところがメリットがある反面、心配なこともあります。 他者と比較されることで自信を失う、練習超過の反動で燃え尽き症候群になってしまうなど、コンクールがネガティブに作用することもあります。人は評価されることを望む生き物。これから伸び盛りの時期を迎えるのに、音楽への興味を早々と失ってしまうのは残念なことです。 そんな反動を防ぐために、私達はコンクールを申込む前に「審査結果がダメでも落ち込まない」という宣言をさせています。教育的な視点に立てば評価に関わらずコンクールを通して成長することが一番大切なのです。 では、どうすればやる気を引き出すことが出来るのでしょうか。 私達はコンクールを自立への一歩と位置づけるようにしています。例えば、基礎をしっかり鍛えるためにバッハやブルクミュラーが課題曲のコンクールを受けよう。弾いてみたかった曲にチャレンジするために自由曲で受けられるコンクールにしよう。譜読みの力を鍛えるために複数課題曲のコンクールを選ぼう。このように目的意識をはっきりさせることで、自立を促すことが出来ます。 ピアノの練習だけではなく、作曲家や曲の背景について調べてみることも重要です。作曲家の伝記を一冊読む、課題曲と同時代の曲を5曲仕上げてみるなど、モチベーションを高めるアイディアを考えてみて下さい。ピアノレッスンは長期戦ですから、息の長いやる気の引き出し方がカギになります。コンクールを検討されている方は是非今日のお話を参考にして下さい。

2017/09/24
スクールの講師がピアノコンクールの審査員を務めます。 10/3 日本クラシック音楽コンクール 福岡本選 11/5 九州国際バッハコンクール 福岡予選...
2016/10/21
①チャレンジピース②譜読みし易い曲③お気に入りに星印をつけています。地区大会の課題曲、遺作のワルツ2曲は、技術的には入り易い曲だと思います。小さな手でショパンのエスプリに触れられる貴重な曲です。パデレフスキ版には載っていませんが、全音から出ている遺作集には収められています。Op.70-2、小学1〜2年にしては大人っぽい曲だと思いますが、素敵な曲です。グリンカとブルグミュラーでも参加出来ます。

2016/05/03
D級では読譜力と曲を弾きこなす技量が求められます。4曲を並行して練習しなければいけませんから、時間の確保も大きな課題になります。バッハは音楽的にどれも素晴らしい作品です。難しいのはフランス組曲5番ジーク、シンフォニア12番。複雑なポリフォニーが苦手な人は、ヘンデルのファンタジアという選択肢もあり。クラシックではモーツァルトのソナタがチャレンジになると思います。テーマの捉え方が非常に難しく、意見の分かれやすい曲だと思います。ハイドンとベートーヴェンは対照的な曲が選曲されています。ロマン派。エチュード系とそれ意外の3曲に分かれていますね。D級の年齢ではショパンエチュードに達していない方が多いと思いますから、あえてエチュードを弾く必要はありません。華やかなショパンのワルツ。内向的で詩的なシューマン。悲哀に満ちたチャイコフスキー。歌のタイプが異なる3曲から選べるようになっています。個人的にはシューマンがおすすめ。近現代ではドビュッシーが難易度高めです。ただ、ショパンエチュードのように手が完璧に出来上がっていないと上手く弾けない、というわけではありません。好きならば、是非チャレンジしてみましょう。注目はプロコフィエフの夏の精。ロマン派には見られないプロコフィエフ独特のシニカルな詩情が感じられます。シンデレラについてはこれからレッスンで取り入れていきたいですね。さて、B、C、D級と分析をしてきましたが、あくまで参考までに。音楽への興味を絶やさずに、練習頑張って下さい。 A=易しい B=中くらい C=難しい
2016/03/18
ピティナピアノコンペティション2016年度、C級課題曲ではバロックにインベンションが登場します。15曲全て素晴らしいので1曲を選ぶのは難しいです。個人的には13番、14番、15番、4番、6番あたりをコンクールでは選曲しています。インヴェンションの難易度は省略させて頂きます。インヴェンションはバッハのフランス組曲5番ガヴォットに比べると、ポリフォニー奏法は難しいです。古典派の課題曲には定番のハイドン、モーツァルトに次ぐ第3の選択肢としてドゥシークが出ています。チェコ、ボヘミア地方生まれの作曲家です。同じクラシック時代のクレメンティ、クーラウと並んでソナチネが有名。ベルトミュー作曲の「気まぐれなろば」は時々、レッスンの課題にも選んでします。勢い、音量、パワーが必要な曲です。「カイエ・ドゥ・ルモワンヌ1巻」に掲載されています。このアルバムには他にもフランスのとても雰囲気の良い曲が集められていて、おすすめです。 A=易しい B=中くらい C=難しい

2016/03/17
ピティナピアノコンペティション2016年度の課題曲を分析して5つのテクニック要素で難易度を評価しました。5つのテクニック要素はフランスの巨匠アルフレッド・コルトーのピアノメソッドからヒントを得ています。テクニック面から無理のない選曲、長所が生かせる選曲をして頂けたらと思います。 A=易しい B=中くらい C=難しい
2015/10/05
ワルシャワのショパンピアノコンクールは5年に1度開催される世界最高峰の国際コンクールです。アルゲリッチ、ポリーニ、ツィメルマンなど名だたるピアニストを輩出してきた同コンクールは、数々の国際コンクールが設立されてはその価値が薄れていくなか、現在でも特別な存在であり続けています。ショパンは日本でもこよなく愛されている作曲家ですが、未だ日本人の優勝者は出ていません。ワルシャワでの選考には20カ国から80名の若いピアニストたちが選ばれています。日本からは12名のピアニストが予選を通過し、リサイタルステージ1に登場します。世界の舞台で演奏されるショパンをライブ中継で観ることが出来ます。是非、ワルシャワで弾いている気分でご覧ください。

さらに表示する