やる気を引き出すコンクール活用法

今回はコンクールを活用してやる気を引き出す方法について考えてみます。

コンクールに参加すると目的意識を持てたり、練習量が増えたりよい効果があります。

 

実際に生徒達を見てみると、練習量は2倍くらいに増える傾向がありますし、夏休み期間は3倍くらいになる場合もあります。

練習の結果、何らかの賞をもらえたら自信へ繋がり、ピアノへのやる気も湧いてくるでしょう。

ここまで聞くと、いいことばかりのように見えますね。

ところがメリットがある反面、心配なこともあります。

 

比較されることで自信を失う、練習超過の反動で燃え尽き症候群になってしまうなど、コンクールがネガティブに作用することもあります。


人は評価されることを望む生き物。

これから伸び盛りの時期を迎えるのに「音楽への興味」を早々と失ってしまうのは残念なことです。  

そんな反動を防ぐために、私のクラスではコンクールを申込む前に「ダメでも落ち込まない宣言」をさせています。

 

教育的な視点に立てば評価に関わらずコンクールの先が一番大切なのです。

 

では、どうすればやる気を引き出すことが出来るのでしょうか。

 

モチコピアノスクールではコンクールを自立への一歩と位置づけるようにしています。

例えば、基礎をしっかり鍛えるためにバロックやブルクミュラーが課題曲のコンクールを受けよう。

弾いてみたかった曲にチャレンジするために自由曲で受けられるコンクールにしよう。

譜読みの力を鍛えるために複数課題曲のコンクールを選ぼう。

このように目的意識を持たせることで、自立を促すことが出来ます。

 

ピアノの練習だけではなく、作曲家や曲の背景について調べてみることも表現の奥行きのために必要です。

作曲家の伝記を一冊読む、課題曲がバッハならバロック時代の他の曲を5曲仕上げてみるなど、モチベーションを高めるアイディアを考えてみて下さい。

 

ピアノレッスンは長期戦ですから、息の長いやる気の引き出し方がカギになるのです。

コンクールを検討されている方は是非今日のお話を参考にしてみて下さい。