第24回 ショパンピアノコンクール in ASIA 課題曲選び

昨年、ワルシャワで開催されたショパン国際ピアノコンクール。LIVE中継でショパンの音楽とその多様な演奏に触れて、生徒達も刺激を受けた様子でした。今年は何名かの生徒と一緒にショパンコンクール ASIA(日本開催)にチャレンジしてみようと思って、課題曲をチェックしています。ショパンの曲はピアノの魅力を雄弁に語っています。音楽性は少し大人っぽいのですが、小学校高学年くらいからは弾ける曲が増えてきます。3~4年部門の予選ではブルグミュラーからタランテラ、舟歌が選曲可能となっています。ショパンの作品からは小犬のワルツ、マズルカop.67-2の2曲のみ。3~4年生だとまだ本格的にショパンに取り組むには手のサイズ、テクニック的にも難しいのですが、もう少し選択肢が、例えばマズルカから2、3曲の課題曲は欲しいですね。続いて、5~6年部門の予選。シマノフスカのポロネーズヘ短調はバランスがとれた良曲。テクニック、音楽性、様式など色々な点で勉強になりそうです。目をひくのはワルツop.34-3ですね。腕に自信がある方はどうぞ、といった感じです。他にはワルツop.70-3、ワルツ遺作のホ長調、どちらも好きです。ただ、子供にとっては表現し難い曲だと思います。中学生からは別紙で曲目リストが発表されています。弾ける曲がぐんっと増えます。ここまでくると、ピアノの楽しさも全然違ってくるのかなと思います。生徒達には連休中に自分なりに選曲するように伝えました。曲選びから、じっくりと楽しもう。