異学年交流を気軽に

GW中にピクニックを開催。どんたくの方へ人が流れていたのか、鴻臚館広場は普段の土日よりも人出が少なく感じました。広々とした芝生で異学年、大人も参加してのドッジボール。上級生にリードされて、その場で役割やルールを決めて遊んでいます。球技の他に、シロツメクサを集めて花冠を作ったり、お菓子を交換したり、大人たちはコーヒーを片手に寛ぎの時間を過ごしたり。幅広い学年の子供達が在籍しているのはピアノスクールの良い所です。年長者にとっては年少者をケアする経験から学ぶ事は多く、年少者にとっては「お兄さん、お姉さんのようになりたい」と思うきっかけになります。ピアノスクールなので、もちろんピアノを教える活動がメインなのですが、子供達の成長に少しでもお役に立てればと思います。立派な事を書きましたが、ただ、ピクニックが好きなだけかもしれません。次回も気軽にご参加頂けると嬉しいです。

舞鶴公園でお花見

発表会の翌日なのですが、疲れ知らずの子供達と一緒にお花見をしました。曇り空の中、霧雨が降る時間帯もあり、足元はぬかるんだ所も。それでも舞鶴公園の桜は美しく、この日はほぼ満開でした。大勢のお花見客で賑わっています。芝生の上でお昼ご飯を食べた後はサッカーがキックオフ。こうなったら最後、泥だらけでもボールを追いかける元気の良さです。ピアノレッスン以外での触れ合いも楽しいですね。普段は顔を合わせないお友達とも、発表会、お花見の連日のイベントを通して仲良くなっていた様子でした。

ピアノを離れて、ちょっと一息

台風が過ぎ去り、つかの間の三連休。少し曇りがかった空のもと、太宰府の政庁跡へとピクニックに行きました。普段はレッスン室で見せるお互いの表情も、一味違ってリラックスモードです。ピアノから離れて、特に目的はなし。しいて言えば、交流を深めようという、ありきたりなピクニックでも、子供達は何かしら糸口を見つけて遊んでしまうのが面白いところ。政庁跡の裏手には令和の和歌が生まれたゆかりの地とされる、坂本八幡宮があります。近年、年号の話題で広く知られるようになりましたが、ひっそりと佇む小さな神社です。お参りをして、歴史を感じる広い芝生の上でのんびり気ままに過ごしました。またお花見のシーズンに開催したいと思っています。

GW間近!おすすめイベントは

4月も後半、もうすぐ先にGWが見えてきましたね。そこで福岡近郊のイベントをチェックしてみました。九響主催の「0歳からのオーケストラ」では赤ちゃんも入場可。3才未満のお子様は膝上での鑑賞で入場無料となっています。初めてのオーケストラ体験にいかがでしょうか。続いて、アレクサンダー・ガジェヴさんのピアノリサイタル。プログラムは前半にショパン、後半はシューマンの幻想曲と本格的なソロ演奏となっています。直近のショパンコンクールにて2位入賞した実力者です。7月3日、FFGホールにて開催。ソロリサイタルには特別な世界があると思います。教室には音楽以外にも美術展などのチラシもぺたぺたと貼っています。子供達はエジプト展のミイラが気になっている様子です。

 

ゴッホ展 オランダ留学の思い出

福岡市美術館で開催されているゴッホ展へ。警固教室のレッスンが空いた隙にゆったり絵画鑑賞でリフレッシュ。のつもりが、結構な混み具合にびっくり。さすがの人気画家ゴッホです。オランダのヴァン・ゴッホ美術館とクレラー・ミュラー美術館、二か所からの出展とあって、オランダ留学していた筆者にとっては、懐かしい絵ばかり。一回で強烈な印象を受ける絵もあれば、何回も観て、やっと良さが感じらる絵もある。特に若いころの作品で「ジャガイモを食べる人々」のような黒々として、とても人気が出そうにない油絵や、グルグルと鉛筆を回して立体を起こすように描かれたデッサンなど、なかなか見ごたえがあるのです。クレラー・ミュラーへは一度、極寒の十二月、白銀の世界をバスに乗って観に行った思い出があります。絵の記憶、辺りの景色、息をのむ静けさ。帰りのバスあるかな、という不安。そんないろいろな感情が入り混じって、ゴッホへの尊敬の念も一段と深まったのでありました。もちろん、おすすめのゴッホ展。コロナ禍につき空いた時間を狙って訪れてみてはいかがでしょう。

2022年 迎春

明けましておめでとうございます。年末年始、いかがでしたか。昨年は長引くコロナ禍で今一つモヤモヤ感が晴れない一年でしたが、今年のお正月にはそんなうっぷんを晴らすかのような澄み切った見事な空が広がっていました。散歩途中、博多湾の海原へと流れ出る樋井川の煌めく水面を上からパシャリ。自由はすぐそこに、と期待したい新年です。さて、まずは3月26日、あいれふホールでの発表会へ向けてスタートダッシュをきって参りましょう。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

アバドの楽しい音楽会

20世紀の後半、カラヤンからベルリンフィルのタクトを引き継ぎ、世界最高峰の指揮者として活躍したクラウディオ・アバドが手掛けた絵本があります。若い音楽家から常に学びを得ていたというアバドから、子供達へのギフトと言えるでしょう。生い立ち、指揮者の仕事、オーケストラの編成や各楽器の起源や構造について幅広く知ることが出来る絵本です。知的でバランス感覚に優れ、豊かな情緒を兼ね備えた、まさにアバドらしさが感じられる面白い一冊です。ピアノを学んでいる人達にも音楽の視野を広げるために読んでもらいたいです。パオロ・カルドニ 絵

J.air 空間洗浄機を設置〜快適なピアノレッスン室に

連休明け、ワクチンの普及が遅れる中で福岡でもコロナ感染が急増。本当にいつまで続くのだろう、と先行きへの不安が募ります。対策として海上自衛隊に採用実績があるJ.airの空間洗浄機を警固と井尻の両教室に導入しました。ウイルス、PM2.5、花粉等に対して除菌、除塵効果に優れているとのこと。マイナスイオンと低濃度オゾンが菌に吸着して破壊する仕組みなので、空気だけではなく、ピアノ鍵盤やドアノブの除菌効果も期待できます。また、コンパクト設計、動作音が静か、ほぼメンテナンスフリーなのも良い点です。まだまだ気が抜けない日々が続きますが、少しでも安心で快適にピアノレッスンを受けて頂けたらと思います。

動画解説 ブルグミュラー25の練習曲

まもなく5月4日配信予定の「貴婦人の乗馬」をもって、ブルグミュラーのレッスン動画全25曲の収録が終わります。毎週火曜日のお仕事。何とか休まずにミッションを達成出来そうです。レッスンで日常的に接していた教本なのですが、改めてより深くブルグミュラーの世界を知るきっかけとなりました。それから、視聴者の皆さんから頂いたピアノに関する様々な質問にお答えする「ピアノトーク」の動画を10本配信しました。こちらは、特に話すテーマを設定した動画ではなく、質問に対してその場で考え、思いついた言葉で話しています。案外、ピアノ演奏の本質について触れる結果となった気がします。これらの動画が皆様のピアノ学習のヒントになれば幸いです。次のシリーズまで少々インターバルを頂きますが、今後も何らかの企画をしたいと思いますので、どうぞお楽しみに。

謹賀新年 2021

新年早々、冷え込んでいる福岡です。明日からは雪の予報が出ているとか。皆様、明けましておめでとうございます。昨年はコロナの話題が絶えず、世界的に見ても不安、分断が浮き彫りとなった一年でしたが、いつにも増して人とのつながりを感じた一年でもありました。子供達はコロナ対策をしながら頑張って毎日を過ごしてきましたし、ピアノもしっかり上達した生徒が多かったと思います。さて、今年はどのような年になるのでしょうか。変化の激しい時代。音楽と共に、どんな時でも生きる豊かさを感じられるように、講師一同、日々のレッスンに挑みたいと思います。今年もどうぞよろしくお願い致します。

メリークリスマスはやって来る

今年は本当に試練の年でした。言うまでもなく、まだまだ世界はコロナの闇から抜け出せてはいません。本来なら一年で最も明るいひと時なのですが、ステイホームの静かなクリスマス。それでも、必ずやってくる日。特に欧米ではこの日を家族で過ごすために、一か月くらい前から強い外出規制を守った国も多かったそうです。今日は久しぶりに海外に住むファミリーからお便りがあったりして、離れていても繋がっている幸せをふと感じました。年内のレギュラーのレッスンはほぼ終了。生徒達も、親御様もほっと一息ついている事と思います。みんな本当によく通ってくれました。ありがとう。メリークリスマス。

読書の秋にお勧めの本

毎年恒例、読書の秋です。最近は動画チャンネル「Piano Talk」でしゃべりまくっているので、ここでは静かに大人向け、子供向けに一冊ずつ本をご紹介します。安野光雅さんの「はじめて出会うすうがくの絵本」。算数が苦手、という子も多いと思いますが、勉強として始める前に、概念として感じると興味を持てるかもしれません。たくさんシリーズがあります。とても美しい絵本です。それから、大人向けには須賀しのぶさんの「革命前夜」。東ドイツを舞台にした青年ピアニストの物語。休日をまるまる使って一気読みしてみてはいかがでしょうか。

YouTubeチャンネル開設

生徒や保護者様の質問にお答えする気ままなトーク番組「望月未希矢のPiano Talk」が始まりました。小学生の間でもすっかりお馴染みのYouTubeですが、さすが最強の動画配信プラットフォームです。学びの場としてもますます存在感を増していきそうです。スクールとしてもこの流れに乗っかって、楽しい学びをお届けしたい思います。とりあえずは、代表講師が一人でしゃべります。質問は動画配信のページから、匿名でどなたでも送ることが出来ます。話題が豊富だと話も広がりますので、たくさんの質問をお待ちしています。

マンガで知る作曲家の生涯

生徒達の間では漫画やゲームが盛り上がっている様子です。鬼滅の刃、あつもりが空前のブームになっている背景にあるのはコロナによるステイホーム。ネットテレビも普及して、今やお家での楽しみも選り取り見取りです。そんな中、ちょっと渋めですが、作曲家マンガシリーズをご紹介します。今週は改めてベートーヴェンの漫画を読んでみました。お酒飲みのお父さん、ナポレオンとの関係、苦悩を乗り越えて辿り着いた第九交響曲。天才作曲家と言えども生身の人間なので、その生涯を知り、親しみを持って弾いてみてはいかがでしょうか。

コロナで感じた事 今後のレッスン方針

コロナウイルスによって私達の生活は一変しました。子供達も当たり前だった学びの機会や生活が制限され、先行が見えない不安な毎日を過ごしています。欧米では日本の何倍もの被害が出ており、途上国においては医療体制が脆弱なため、更に深刻な事態も懸念されています。世界は近くなり人々の往来は盛んになりました。私達は自由と豊かさ、便利さを享受できる反面、ウイルスが瞬く間に拡散してしまうというグローバリゼーションの課題に直面しています。この困難は必ず乗り越えられると信じていますが、今後も多くの犠牲が払われるでしょう。命と健康、文化的生活、経済活動。コロナ後の価値観はまだぼんやりとしていて、今、一人ひとりの生き方が問われています。

 

ドイツのメルケル首相は文化支援を連邦政府の優先順位リストの最上位に位置づけると明言し、芸術家、特にフリーランサーに対する手厚い支援をいち早く実行しました。今後も力強い救援プログラムを計画しています。緊急事態時になぜ、生活必需品ではない芸術や文化に、高いコストをかけるのでしょうか。メルケル首相は自身のポットキャストを通じて「コロナ後の世界にも人々には文化的な生活のチャンスがあり、そのためには中断された時に橋をかける必要がある」と述べています。お国柄が違うので、単純に政策について比較しても仕方がありませんが、私が心を動かされたのは「橋をかける」という言葉でした。

 

例えば、私達がピアノを通じて触れ合っているバッハの作品は今から300年程前に生まれました。コロナによる自粛生活で「ピアノが助けになった」「ピアノを習っていて良かった」と話してくれた生徒が多くいましたし、私自身も、音楽が生活の中にある事で心身の健康を保つ事ができました。このように、時代を超えて文化や芸術が私達の生活を豊かにする背景には、数えきれない橋の存在があったのだ、と気がつきました。その橋は様々な形をしています。ライブ、ミュージアム、本、言論、教育活動。ピアノのおけいこも例外ではありません。そして、今日のような未曾有の災難が起きた時には、ドイツのように政策という強固な橋が築かれる事もある。人は失って初めて、文化的な営みの大切さを感じ、再びリアルな体験を希求するのだと思います。だからこそ、中断を乗り越え次へ繋げる試みが必要です。橋が必要なのです。

 

緊急事態宣言下で、eラーニングが重要な役割を果たしました。テクノロジーが文化の橋渡しをした事実にも目を向けなければなりません。考えてみれば、感染予防のための自粛がなんとか成り立ったのも、テレワークや通販に代表される情報技術が生活を支えていたからです。技術の進歩に改めて敬意を持ちましょう。医療や流通等のライフラインを維持するお仕事をされている方々への感謝の気持ちを忘れないでいましょう。

 

現状の感染状況を踏まえて、スクールでは順次eラーニングから対面レッスンへ移行させて頂いています。手洗い、共有部の除菌、入退出時の換気、ソーシャルディスタンシングを実践した上で指導を行います。手洗いは教室に入室される生徒と保護者全員にお願いします。レッスン開始5分程度は換気をし、その間はリズム練習やソルフェージュ等の音出しをしないレッスンをします。ピアノレッスンには、対面でしか伝えられない事が多くあります。ただ、リスクの考え方は人それぞれですから、今後もeラーニングの継続を希望される方は個別でご相談下さい。子供達が明るく生き生きしている事が何よりの希望です。親御様におかれましては教室運営が難しい状況の中で、温かいお心遣いを頂きまして深く感謝申し上げます。

 

eラーニング継続についてのご相談

TEL:090-6631-5901

E-mail:info@mochicoschool.com

ソーシャル・ディスタンシングで見えるもの

コロナウイルスにより制限を受ける中、スクールではeラーニングと教室での受講に分けてレッスンを行っています。「ピアノが救いになっている」「一緒に乗り越えていきましょう」といった温かい声が寄せられ、このような状況下でも心を豊かにしてくれる音楽の力に感謝する日々です。

 

教室での受講の場合、出来る対策としては手洗い、換気、共有部分の除菌。それから、大切なのがソーシャル・ディスタンスだと感じています。ウイルスは来シーズンも流行する可能性が高く、今後、永遠に8割の行動制限を続けることは出来ません。手洗い等の習慣は当たり前として、ソーシャル・ディスタンスの浸透なしに学校教育や職場の再開は難しいと思います。面倒な事ではありますが、良い面もあります。これまでは「こんな感じで」と流していたことを、距離をとった上で理解してもらうにはどうしたらいいか。言葉を吟味したり、ジェスチャーを入れたり。ちょっと思考を変えてみると、指導の幅が広がって、生徒の意識も高まると実感しています。子供達の学びに良い変化が起きますように。

学びを止めない

 

ご周知の通り、一斉休校の影響で多くの学習塾、習い事がストップしています。ピアノ教室も例外ではなく、レッスンが停止し発表会も中止になり、子供達の勉強へのモチベーションは下がっています。巷ではマクドナルドに小学生の列が出来ていたり、公園がごったがえしている様子を見ると「これでいいのかな」という気持ちになります。

 

ピアノの練習を1ヶ月さぼったら、数年分の練習がパーになるくらいの損失です。教育は未来への投資なので、実のところ今回の一斉休校はけっこう痛いと思っています。

 

台湾では2月20日の時点で「1人感染で学級閉鎖、2人感染で学校閉鎖」という基準が示され、現在、学校教育は機能しています。リスクを正しく理解した措置だと関心します。これは優れたリーダーシップがあり、教育に対する国民の意識が高いことの証明でしょう。

 

日本はしっかり衛生管理をしていると思いますので、そろそろ走り始めてもいいのではないでしょうか。子供達はたった1ヶ月でビックリするくらい伸びますから、ご自宅で出来るピアノの練習もこの機会にたくさんやってみて下さい。発表会は規模を縮小した上で期末試験として行うことに決めました。ホールへの入館は演奏者の保護者に限定し1組ずつ誘導致します。非公開試験となりますので、一般のお客様の入館はお断りさせて頂きます。ご了承下さい。

2020年 迎春

明けましておめでとうございます。昨年はご愛顧を賜り誠にありがとうございました。世界に目を向けると新年早々、不穏な動きも見られますが、平和がもたらされることを切に願います。本日より2020年のレッスンがスタートしました。一人一人の想いが形になるように日々前進したいと思います。音楽と共に、皆様と共に。今年も宜しくお願い致します。

1/13 今年最初のイベントは「グローバル教育を考える」ドイツ音楽留学体験談です。福岡女学院音楽科を経て、ドイツ、ザール音楽大学へ留学された木村奏音さんをお迎えしてお話を伺います。残席僅かですので、参加希望の方はお早目に。

1/13 座談会 グローバル教育を考える

先日、ドイツより帰国されたばかりの木村奏音さんをお迎えして、音楽留学を通して経験した事や留学の最新事情についてお話を伺います。音楽留学に限らず、現代のグローバル教育について、音楽分野からの視点を交えて考えます。

 

2020年 1/13 11時〜12時 警固教室にて

聴講無料、定員15名程度

*お子様のご参加は小学生以上とさせて頂きます。

 

木村奏音:福岡女学院高校音楽科卒業後、ドイツへ留学。ハンブルクコンセルバトリウムを経て、ザール音楽大学芸術教育学ピアノ科を卒業。ソロコンサート、室内楽活動、ドイツのピアノ教室での指導を経験。

 

 

読書のススメ 蜜蜂と遠雷

今、話題の映画「蜜蜂と遠雷」の原作本。生徒達からは映画を観に行ったとか、ソラリアプラザに設置されているストリートピアノで演奏したとか、噂を聞いています。ピアノコンクールを舞台に交錯する青春群像。年齢的にはまだまだ先のお話かもしれませんが、ちょっと背伸びして味わってみてはいかがでしょう。分厚いので、読破するには相応の覚悟は要りますが。青春繋がりで何となく連想した、もう1冊のおすすめは「キャッチャー・イン・ザ・ライ」。若者特有の心の葛藤を隅々まで描いた、痛快な青春小説。現実世界に生きる大人達にも共感を生み続ける名作です。訳者の村上春樹氏による、軽やかでアメリカンな雰囲気の文体が読み手を絶えず魅了します。さて、読書の秋を楽しみましょう。

大人のピアノが熱い理由

趣味としての大人のピアノに静かなブームが来ています。スクールにも多数の大人の生徒さんが通っていて、就職を機にピアノを再開した20代の女性。初めてピアノにチャレンジした50代の男性。ヤマハのグレード試験対策に取り組んでいるピアノの先生。子供と一緒に習い始めたお母さん。実に目的も楽しみ方もさまざまですが、大人になって自分のペースで弾ける楽しさが心地いいそうです。また、曲を覚えるまでには時間がかかっても、その過程が丁度いい頭の体操になっているという声も。仕事や子育ての頭から切り替える時間に、ピアノという選択肢はいかがでしょうか。

祝 200組!親子ピアノ ライブ

0才から参加出来る親子ピアノライブを2ヶ月に一度、警固教室で開催しています。スタートして2年が経ちますが、これまでに200組を超える親子にご参加頂きました。まるでお家でグランドピアノの生演奏を聴いているかのようなリラックスした雰囲気のコンサートです。言葉の発達を助ける歌やリズム遊び、時にはオーケストラの演奏を絵本を読みながら聴いたりします。次回の親子ピアノライブをお楽しみに。

 

日時:9/17(火)11:00-11:30

参加費:親子で500円

練習のお供に

カチカチ、カチカチ。リズムの間違いは意外と見過ごしがちです。練習の時は頼れる相棒、メトロノームを傍に。曲慣れして、止まらず弾けるようになったら頃が要注意です。気がつかない間にリズムが崩れ、テンポがぐんぐん上がってしまいます。レッスンの経験を積んで、リズムとテンポを正確に教える大切さを改めて感じます。当たり前の事を、徹底して。来週のクラシック音楽コンクールを目前に、今日もひたすらリズムとテンポを指導します。

夏休みのイベント いろいろ

教室のホワイトボードがワイワイと賑やかに。絵本展、モーツァルトさん、大仏様まで並んで各所、夏休みの呼び込み合戦を繰り広げています。聞いたお話ですが、絵本展といってもデジタルアートを活用した体験型のコーナーも充実して、最近の美術館はけっこう遊べる感じだそうですよ。今週末から来週まではまだまだ雨が続きそうなので、屋内で楽しめる展覧会などいかがでしょう。

西洋音楽史を学ぶ本

最近の読書で感銘を受けた音楽書をご紹介します。岡田暁生著「西洋音楽史 クラシックの黄昏」は、歴史背景を絡めて鋭い考察がされていますが学術的でありつつも、読み物としても大変読み易く書かれています。一応の知識があればサクサクと最後まで読めます。歴史と一緒に音楽を考えることでピアノレッスンの幅が広がりそうですね。ピアノの先生や音大生には必読の一冊と言えます。

作曲家の肖像画。この人、誰だ?

4人の偉大な作曲家達の肖像画、誰だか分かりますか。室内楽とオーケストラにスポットを当てた2日間の名曲の旅です。九響と白石光隆氏(ピアノ)の共演。子供と一緒に聴くコンサートにおすすめです。

 

室内楽編 6月9日(日)15時〜宗像ユリックス

オーケストラ編 7月6日(日)15時〜宗像ユリックス

 

さて、答えは左からチャイコフスキー、シューベルト、モーツァルト、ヴィヴァルディでした。「この人なんか見たことある!」5才の女の子が言ったのはモーツァルト。さすが揺るぎなきスターですね。

音大ってどんなところ?

国立音楽大学から楽しそうなオープンキャンパスの案内が届きました。昨年、スクール出身の生徒が進学した縁もあって、どんな学校なのか気になるところです。AI時代を生きる世代にとって、何を学んで、どんなスキルを身につけるのか。ワクワクする反面、悩ましくもあります。

 

機械やAIに出来る事は任せて、人間はもっと人間らしく生きる。そんな豊かな生活への欲求が技術革新を起こしてきました。大きな変革期を迎える今、音楽を専門に学ぶ人が増えてもいいんじゃないかなっと思ったりします。明日、28日にヤマハ西新センターにて進学ガイダンスが行われるそうです。

ショパン弾きのバイブル

往年の巨匠ルービンシュタインによるショパンコレクション。同じショパンの作品でも弾き手によって全く違って聴こえるのが不思議ですよね。弾き手の解釈や個性を通して作品に触れるのもクラシックの楽しみです。数多あるショパンのアルバムの中から揺るぎないベスト・オブ・ベスト。2019 ショパンコンクール in アジアもひかえていますし、再びショパンイヤーがやって来る!

春の歌

4月に入り福岡はすっかり春の陽気に包まれています。このところお天気にも恵まれて、今年は少し長めに桜を楽しめたのではないでしょうか。これから列島が春一色に染まり、入学式、改元、GW連休も控えていたりして、しばらく祝祭ムードが続きそうですね。

シューマンの子供のアルバムから「春の歌」、ベートーヴェンのバイオリンソナタ「スプリング」、シューベルトの交響曲5番などを聴いて春の美しさを感じてみてはいかがでしょうか。

マリア・カラス!

絵になる歌手、マリア・カラス。レッスンでもときどき流しています。トスカの「歌に生き、恋に生き」なんて、この世に生まれたからには聴いておきたい一曲。天才ゆえの波瀾万丈の人生。ドキュメンタリー映画がKBCシネマで上映中です。