ソーシャル・ディスタンシングで見えるもの

コロナウイルスにより制限を受ける中、スクールではeラーニングと教室での受講に分けてレッスンを行っています。「ピアノが救いになっている」「一緒に乗り越えていきましょう」といった温かい声が寄せられ、このような状況下でも心を豊かにしてくれる音楽の力に感謝する日々です。

 

教室での受講の場合、出来る対策としては手洗い、換気、共有部分の除菌。それから、大切なのがソーシャル・ディスタンスだと感じています。ウイルスは来シーズンも流行する可能性が高く、今後、永遠に8割の行動制限を続けることは出来ません。手洗い等の習慣は当たり前として、ソーシャル・ディスタンスの浸透なしに学校教育や職場の再開は難しいと思います。面倒な事ではありますが、良い面もあります。これまでは「こんな感じで」と流していたことを、距離をとった上で理解してもらうにはどうしたらいいか。言葉を吟味したり、ジェスチャーを入れたり。ちょっと思考を変えてみると、指導の幅が広がって、生徒の意識も高まると実感しています。子供達の学びに良い変化が起きますように。