もうすぐお別れ レン君のピアノ

明るい日差しの中に、ひんやりと冷たい風が吹いた一日でした。3月は別れの季節でもあります。月曜日の発表会を最後にお別れになってしまうレン君。

小学3年生の終わり頃から約2年間、レッスンに通いました。最初に会った時から真っすぐな眼差しを持っている子でした。思った事が素直に話せる性格で、すぐに仲良くなりました。以前はピアノを習ったことがなく、3年生で一からのスタート。もちろん、最初は大変でした。レッスンに通っていた2年の間にリズム、譜読み、テクニックの基礎練習について、何度も口うるさく言いましたから、時には口論になることもありました。でも、根っから音楽が好き、ピアノが好きという気持ちが強くあり「ピアノを弾く喜び」を絶やすことなく続けて来ました。

 

この日はギロック作曲「ウィナーワルツ」、ブルグミュラー「優美」、バスティン「ヘルナンドの隠れ家」を本番へ向けて猛練習。いつか立派な青年になって、かっこよく弾いている姿が目に浮かびます。