カテゴリ:2025年



2025/07/21
メロディーや和音、音を聴いて楽譜を書いていく子供達。その手つきは随分となめらかになってきました。小学3年生のクラスでは子供達が今日も生き生きと音楽を学んでいます。グループレッスンでは楽譜の読み方からしっかり理解して、小学生の間に基本的なピアノの技術を身に付けることを目的としています。レッスンの内容は3つのステップです。...
2025/06/29
今日は梅雨明けの福岡、警固教室。夏本番のピアノ交流会《めんたいワルツ》を開催しました。歴史ある大人版めんたいです。10年前から参加して下さっている生徒さんも多くいらっしゃいます。楽しくピアノを続ける達人の方々です。秘訣は何だろうと考えてみると、マイペースであること、そしてピアノ仲間がいることでしょうか。皆さん、お仕事が忙しかったり、大変な時期もあったと思いますが、気負うことなくピアノと向き合ってこれたのだと思います。それから、運営者としてめんたいワルツを開催する上で、心がけていることもあります。人前で弾くのは緊張するものです。なるべくその緊張を和らげ、楽しく弾ける雰囲気作りをすること。一人演奏が終わった後には少しだけコメントをしたり、雑談を交えたりします。今日はベートーヴェンについて書かれたある本を紹介しました。皆さんドリンクを片手に、コンサートの話や最近出会った曲の話などで盛り上がっていました。このような交流が子供版めんたいでも生まれることを楽しみにしています。 8/10(日)福岡市科学館サイエンスホール めんたいワルツジュニア

2025/06/26
8月10日の午前中に開催する《めんたいワルツ...
2025/06/25
ピアノと身体が接する鍵盤、そして鍵盤が間接的に弦を打つまでの10ミリの余白。ピアニストたちはこの小さな空間を自分の指先で操り、無限に広がる音の世界を描きます。そのためには「タッチ」を磨くことが大切です。かつて、日本のピアノ教育では手の甲を高く保ち、指先を丸めて鍵盤に対して真っすぐに立てるように指導がされていました。幼児期から「丸めた手」にこだわり、指の力みが取れなくなってしまったり、ひどい場合は指が奇形してしまうケースもあります。実際に他の教室から移って来られた生徒さんの中に、不自然な指導を受けた痕跡をみることがあります。幼児期の先生選びには気をつけて、無理のない姿勢、手の使い方を習得して頂きたいものです。 指を丸めてタッチすることで音の粒を揃えることが出来ますが、このタッチはあくまでピアノ奏法の一部にすぎません。手の基本ポジションは指がこわばらないようにゆったりと構え、手首をリラックスさせ、鍵盤に対してだいたい45度~60度の間を維持するように指導するべきだと思います。そして、さらに重要なポイントは、生徒さんが持つ手の特性と成長に合わせて、何が自然かを柔軟に考える事です。練習を頑張っている子ほど、手のポジションとタッチに意識を向けるとピアノが上手になると思います。

2025/06/24
コンサートに来て下さるお客さんの中には、驚くほどの知識と演奏を聴いた経験を持つ方がいます。クラシック愛好家の中の天上人のような。さて、先日そんな天上人さんから贈られた大変貴重な書籍とCDです。書籍は今では入手が難しいはず。本当にありがとうございます。...
2025/06/22
ピアノを習っている子供達に絶対にやって欲しいこと。それはずばり、ソルフェージュです。ピアノは習っているけど、ソルフェージュって何?という方も珍しくないと思います。簡単に言ってしまえば楽譜を理解するためのトレーニングになります。何となく専門的に感じるかもしれませんが、夏期ソルフェージュではもっと基本的な事に取り組みます。例えば、四分音符と八分音符。この違いを正確に音で表現できる人、実は非常に少ないです。楽譜から音楽をイメージできる人も少ない。「えっ、音符くらい知ってますよ」と反応しているあなた。確かに、そんな事はピアノを習っていれば知っているはず。しかし、意識的にソルフェージュのトレーニングを受けている人と、そうでない人では演奏が全く違います。 楽譜は音楽をするうえでは言葉のようなものなので、これをなるべく使いこなせるか否かが、ほとんどピアノの上達を左右すると言っても過言ではありません。でも、このことは、多くのピアノレッスンでは後回しか、全く無視されています。 ソルフェージュのレッスンは楽器の垣根なしに重要で、本音を言えば、プロにならない限りはソルフェージュをしっかり勉強して、少し楽器に触れるくらいのバランスの方が良いのです。 「うちの子は自分で練習しないんです」 そのような悩みはありますか。練習できないのは当たり前で、その子には楽譜が英語の長文か、何か複雑な化学式のように見えていて、チンプンカンプンなのです。だから、家では親が読んであげて、指をひっぱって教えることになりますが、はっきり言って無駄です。それよりも、簡単なソルフェージュのトレーニングを毎日コツコツするほうが近道になります。 楽譜がより身近に感じられるように、この夏、ソルフェージュを頑張りましょう。日程が合わない方は個別指導も可能なので、お問合せ下さい。 夏期ソルフェージュお申込み

2025/06/14
チラシをクリックすると拡大出来ます。 梅雨入りしてから一週間程、しとしと雨が降り続いている福岡です。生徒さんがピアノ教室に来る時間帯には晴れ間がでることを祈るばかりです。さて、そろそろ夏休みの予定も決まってくる頃かと思います。 モチコピアノスクールでは、8月10日(日)の午前中に福岡市科学館のサイエンスホールにて《めんたいワルツ...
2025/05/24
宇野健太さん、西川のばらさんとの「青春のピアノトリオ」が無事、終演しました。若く、フレッシュなベートーヴェンのトリオ一番。若き日を懐かしみ、情熱が蘇るブラームス。それぞれの青春を、素晴らしいメンバーと一緒に描くことが出来ました。宇野さんは初共演だったのですが、情熱と知性を持ち合わせ、バランス感覚にも優れた名手でした。西川さんとは以前にリサイタルでの共演がありましたので、安心感があり、強く深みのある美音は今回も輝いていました。このような素晴らしい演奏家が福岡にいらっしゃるというのは幸運です。そして、長年の教え子は譜めくりデビューで、頑張りました。 FFGホールで開催するにあたって、数社からサポートを得て実現したコンサートでしたので、これもまた幸運。演奏会後、お客様や聴きに来て下さった生徒達からも色々と感想をもらって励みになっているところです。ピアノスクールなので、周りにはピアノファンが多いのですが、室内楽もエキサイティングなので、この楽しみも伝えていきたいです。是非、次回も生の音楽を体験しにコンサートホールへお越し下さい。ありがとうございました。