コンクールの審査

この秋、スクールの講師がピアノコンクールの審査員を務めます。

 

10/3 日本クラシック音楽コンクール 福岡本選(望月)

11/5 九州国際バッハコンクール 福岡予選(重田)

 

お近くの方は、是非選考会を聴きに来られてはいかがでしょうか。

近年のコンクールは多様化し、目的に応じて参加者が選ぶ時代になっていますから、受験を考えているコンクールをあらかじめ見ておくとイメージが湧きますよね。

 

モチコピアノスクールでは特定のコンクールを推奨したり、生徒に参加を促すことはほとんどなく、むしろ慎重派です。

競争意識よりも、音楽とピアノへの純粋な好奇心こそが豊かさを育むからです。

とはいっても、やはりコンクールには人の関心を惹き付ける力があります。

実際に参加して、貴重な経験を得ることも。

親御様からコンクールの相談を受ける時には、参加を決める前にしっかりと話し合い、結果に関わらず受験後もピアノを楽しく続けられるように努めています。

今回の審査を通しては、出来るだけ子供たちのは励みになるようなメッセージを伝えられたらと思います。

ショパンコンクール in Asia 課題曲 小1-2部門

 

以前のピティナ課題曲をテクニック5項目で分析する、という凝ったブログ。

苦労しただけあって、たくさんの方にご覧頂けたようです。

 

今回はショパンと同時代の作曲家が課題曲で、どれもスタイルとテクニックの難しさは似ています。

5項目分析、いらないかな。

とは言え、知らない曲もあるので勉強のために一通り目を通してみましょう。

全国大会課題曲の難易度は軒並み高めだと思いますが、年中〜年長で習い始めて真面目に練習を続けていれば...妥当なレベルではあります。

音楽的にも素晴らしく、これだけ弾けたらこれからの楽しみは広がりますよね。

 

詰まるところ、日々の積み重ね。頑張りましょう!

 

5項目分析は困難なので、①チャレンジピース②譜読みし易い曲③お気に入り(役に立つかはべつ^^;)に星印をつけるという、ゆる〜く、ざっくりしたものになりました。

 

地区大会の遺作のワルツ2曲は、それほど難しくないので通常のレッスンでも大活躍しそうですね。

幼い時にショパンのエスプリに触れられる貴重な経験です。

パデレフスキ版には載っていませんが、全音から出ている遺作集にはポロネーズなどと一緒に収められています。

 

おっと!大好きなワルツOp.70-2が...!

小学1-2年生にしては大人っぽい曲だと思いますけど。

本当に素敵な曲。

 

グリンカとブルグミュラー?

数集めとしか...

はい、以下表です。

地区大会

作曲者名 曲名  チャレンジ 譜読みし易い お気に入り
グリンカ ポルカ ニ短調   ☆   
ブルグミュラー 25の練習曲 パストラル   ☆   
ショパン ワルツ 変ホ長調 遺作    
ショパン ワルツ イ短調 遺作    
オギンスキ ポロネーズ 変ロ長調    
シマノフスカ カドリーユ ヘ長調      
コズウォフスキ コルトダンス      
ポーランド民謡 マズルカ      
ポーランド民謡(ルジツキ編曲) オペレク      

全国大会

作曲者名 曲名 チャレンジ  譜読みし易い 

お気に入り 

ショパン ポロネーズ ト短調 遺作      
ショパン ポロネーズ 変ロ長調 遺作   ☆ 
ショパン ポロネーズ 変イ長調 遺作    
ショパン ワルツ ヘ短調 Op.70-2  
ショパン マズルカ 変ロ長調 Op.7-1      
シマノフスカ コルトダンス    
コルベルク 2つのマズルカ 第1番      
ポーランド民謡  ポロネーズ      
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ピティナ課題曲 2016(D級)テクニック難易度

D級になるとある程度の読譜力と曲を弾きこなす技量が求められてきます。

4曲を並行して練習していかなければいけませんから、練習時間の確保も大きな課題になりそうです。

 

バッハは音楽的にどれも素晴らしい作品です。

キャラクターに合わせて選ぶのがおすすめ。

特に弾きにくいのはフランス組曲5番ジーク、シンフォニア12番あたりではないでしょうか。

複雑なポリフォニーが苦手な場合は、ヘンデルのファンタジアという選択肢もあり。

 

クラシックではやはりモーツァルトのソナタがチャレンジピースでしょう。

テーマの捉え方が非常に難しく、意見の分かれやすい曲だと思います。

ハイドンとベートーヴェンは対照的な曲が選曲されています。

 

ロマン。

エチュード系とそれ意外の3曲と大きく分かれていますね。

D級の年齢ではショパンエチュードに達していない場合の方が多いと思いますから、あえて無理してエチュードを弾く必要はありません。

華やかなショパンのワルツ。内向的で詩的なシューマン。悲哀に満ちたチャイコフスキー。

歌のタイプが異なる3曲から選べるようになっています。

個人的にはシューマンが好き!

 

近現代ではドビュッシーが難易度高めです。

ただ、ショパンエチュードのように手が完璧に出来上がっていないと上手く弾けない、というほどではありません。

好きならば、是非チャレンジしてみましょう。

今回新しい発見がプロコフィエフの夏の精。

ロマン派には見られないプロコフィエフ独特の不思議な詩情が感じられます。

シンデレラについてはこれからレッスンで取り入れていきたいですね。

 

さて、B、C、D級と分析をしてきましたが、あくまで参考までに。

音楽への興味を絶やさずに、練習頑張って下さい!

GOOD LUCK!

 

A=易しい B=中くらい C=難しい

時代様式 作曲家名 曲名 ①指の独立・俊敏性 ②親指・手首の柔軟性 ③重音・和音の奏法 ④歌唱的な奏法 ⑤ポリフォニーの奏法
バロック J.S.バッハ シンフォニア          
    1番  A  B  A  B  C
    4番  A  B  A  C  C
    7番  A  B   A  C  C
    8番  A  B  A  B  C
    12番  B  B   A  B  C
  J.S.バッハ フランス組曲          
    1番アルマンド  A  B  A  C  C
    1番ジーグ  A  B  A  B  C
    5番アルマンド  A  B  A  B  C
    5番ジーグ  B  C  B  B  B
    6番アルマンド  A  B  A  B  B
    6番ジーグ  A  B  A  B  B
  ヘンデル ファンタジア ハ長調 HWV490  C  B  A  B  A
  リュリ やさしいうた  A  B  A  C  A
クラシック ハイドン ソナタ Hob.XVI/39 第1楽章  B  B  B  B  A
  W.A.モーツァルト ソナタ KV.570 第1楽章  C  C  B  B  A
  ベートーヴェン 7つのバガテルより第1番 Op.33-1  A  B  B  C  A
ロマン ショパン エチュード          
    Op.10-4  C  C  C  B  B
    Op.10-5  C  C  C  B  B
    Op.10-8  C  C  C  B  B
    Op.10-9  B  C  B  B  A
    Op.10-12  C  C  C  B  B
    Op.25-1  B  C  B  C  B
    Op.25-2  B  C  B  B  A
    Op.25-6  C  C  C  B  B
    Op.25-12  C  C  B  B  A
    3つの新練習曲 第1番  B  C  B  B  B
  モシュコフスキー 16の技術練習曲 Op.97          
    2番  B  C  C  A  A
    10番  C  C  B  B  B
    13番  C  C  B  B  B
    15番  C  C  C  B  B
  ショパン ワルツ 遺作 変ホ長調  A  B  B  C  B
  シューマン 「森の情景」より宿屋 Op.82-6  A  B  B  C  B
  チャイコフスキー ノクターン Op.19-4  B  B  B  C  B
近・現代

プロコフィエフ

組曲「シンデレラ」からの10の小品 Op.97より夏の精

 B  B  B  B  B
  ドビュッシー 「子供の領分」よりグラドゥス・アド・パルナッスム博士  C  C   B  B  B
  宍戸睦郎 ピアノソナタ第2番 第1楽章  B  B  B  A  A
  シャブリエ 音楽帳の一貢  -  -  -  -  -
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ピティナ課題曲 2016(C級)テクニック難易度

ピティナピアノコンペティション2016年度、C級課題曲ではバロックにインベンションが登場します。

15曲、どれをとっても素晴らしい内容ですから一曲を選ぶのは難しいですね。

個人的には13番、14番、15番、4番、6番あたりが好きですし、コンクールでもよく選曲しています。

インヴェンションの難易度判定は省略させて頂きます。

⑤ポリフォニーの奏法はすべてCランクでしょう。

同じバッハのフランス組曲5番ガヴォットに比べると、ポリフォニーの奏法はずっと難しいです。

 

古典派の課題曲には定番のハイドン、モーツァルトに次ぐ第三の選択肢としてドゥシークが出ています。

「ドゥシェック」の読み方で慣れているので、少し違和感がありますが...

チェコ、ボヘミア地方生まれの作曲家です。

同じクラシック時代のクレメンティ、クーラウと並んでソナチネが有名。

 

ベルトミュー作曲の「気まぐれなろば」は何度かレッスンの課題に選んだことがあります。

勢い、音量、パワーが必要。

「カイエ・ドゥ・ルモワンヌ1巻」に掲載されています。

このアルバムには他にもフランスのとても雰囲気の良い曲が集められていて、おすすめです。

 

A=易しい B=中くらい C=難しい

時代様式 作曲家名 曲名 ①指の独立・俊敏性 ②親指・手首の柔軟性 ③重音・和音の奏法 ④歌唱的な奏法 ⑤ポリフォニーの奏法
バロック J.S.バッハ インヴェンション  -  -  -  -  -
  J.S.バッハ フランス組曲5番 BWV.816 ガヴォット  A   A  B  B  B
  T.シルコット サラバンド  -  -  -  -  -
クラシック ドュシーク ソナチネ ト長調 Op.20-1 終楽章  B  B  A  B  A
  W.A.モーツァルト ウィーンソナチネ第6番 第一楽章  B  B  A  B  A
  ハイドン ソナタ Hob.XVI/27 第1楽章  C  C  B  B  A
ロマン ヘラー なだれ Op.45-2  C  C  B  B  B
  グリエール 前奏曲 Op.31-1  A  B  B  C  C
  ショパン マズルカ第5番 Op.7-1 変ロ長調  B  B  B  C  B
近・現代

マルク・ベルトミュー

気まぐれなロバ  B  B  C  B  B
  プロコフィエフ バッタ(きりぎりす)の行進 Op.65-7  C  B  A  B  A 
  香月修 スペイン風ワルツ  B  B  B  C  B
  金井秋彦 スケルツォ  -  -  -  -  -
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ピティナ課題曲 2016(B級)テクニック難易度

ピティナピアノコンペティション2016年度の課題曲を分析して5つのテクニック要素をレベル判定してみました。

5つのテクニック要素はフランス往年の巨匠アルフレッド・コルトーのピアノメソッドからヒントを得ています。

ここではA〜Cのレベルを年齢別カテゴリーの範囲で判定しています。

(B級の課題曲で最難易度C判定であってもC級の目線で判定するとAかもしれない...ということになります。)

この表をテクニック面から無理のない選曲、生徒さんの個性が生きる選曲に役立てて頂けたら嬉しいです。

あくまで参考までに。

A=易しい B=中くらい C=難しい

時代様式 作曲家名 曲名 ①指の独立・俊敏性 ②親指・手首の柔軟性 ③重音・和音の奏法 ④歌唱的な奏法 ⑤ポリフォニーの奏法
バロック - ハンガリー行進曲  A  A  A  C  B
  ヘンデル アリア  B  B  A  B  C
  クープラン ブーレー  B  A  B  C   B
クラシック アンドレ ソナチネOp.34-1 終楽章  B  A   B  A  B 
  ハイドン アリエッタ第1番変ホ長調 Hob.XVII-3  A  C  B  C  A
  ベートーヴェン ソナチネ へ長調 第1番  C  C  B  B  B
ロマン シューマン 乱暴な騎手 Op.68-8  B  B  C  B  C
  チャイコフスキー 朝の祈り Op.39-1  A  B  C  C  C
  ブルグミュラー やさしい花 Op.100-10  B  B  A  C  B 
近・現代 ギロック カプリチェット  C  C  B  B  A
  A.ハチャトリアン スケルツォ  B  B  B  B  B
  湯山昭 メロディー  B  B  B  C  C
  渡部賢士 ピクニックへ行こう  - -  -  -
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ソルフェージェット 日本バッハコンクール課題曲 5-6年B

バロック時代の曲ってロマンがあって素敵だな〜と思います。

文字通りのロマン派時代では芸術家その人の個性が作品に投影されていますが、バロック時代では多くの職業音楽家たちが様式の中で自由に音を操り、酔いしれ、楽しんでいたのだろうと思いを馳せるわけです。

初心者でも親しめるものが、探せばどんどん出て来るのも魅力です。

まさに王道とされるバッハのインヴェンションの他に、全音楽譜から出版されている「プレインヴェンション」はレッスンで重宝しています。

J.S.バッハ、C.P.E.バッハ、W.F.バッハ、モーツァルト親子、ヘンデル、テレマンなどの大御所はもちろんのこと、ネーフェ、トュルク、キルンベルガーなどによるバロック時代の小曲が収められているアルバムです。

どれも短く上品で、ヨーロッパ宮廷の雰囲気をまとっています。

 

只今、第六回バッハコンクールの課題曲にも選ばれたソルフェージェットを勉強中。

私が持っていたドイツ製の楽譜にはソルフッジョ(イタリア語であろう)と書かれていますが。

どうなまって「ソルフェージェット」になったのかは...疑問^^;


ソルフェージュという言葉にいくぶん「練習」「訓練」といったニュアンスを感じるのは私だけでしょうか。

テクニック面では指の俊敏さと強さが必要な曲ですから、恐らくその意味でのタイトルだったのでは?

 

曲想はトッカータ風。

組曲中で用いられるとすれば、オープニングが最も相応しいであろうダイナミックで技巧的な作りになっていますね。

 

コンクールに限らず、普段のレッスンでも非常に有益な課題になると思います。

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ショパンコンクール in アジア 3・4年課題曲(モシュコフスキー作曲:タランテラ)

ショパンコンクール in アジアの課題曲について少し解説してみましょう。

3・4年生部門ではショパン:子犬のワルツop.64-1がリストに入っていましたね。

みんなが知っている名曲。

弾いてみたい子も多いのでは?

子犬のワルツは手が小さくても上手く弾けますし、ショパンらしいエレガントな表現を学ぶのにはいいですね。技術面では特に右手の俊敏さと左手の伴奏法が鍛えられます。

他にも素敵な曲がありますが、技巧的かつ聴き映えがするという理由でモシュコフスキーの「タランテラ」を選曲する参加者が多いかな。

タランテラ、見てみましょう。

冒頭にPrestoと書いてある通り、かなりアップテンポで弾くことが必要です。

手拍子を打つとしたら、2拍子ではもたつきますので、小節ごとになります。

そう、とても速いです!!

速さに自信がある子でなければ、この曲は避けた方が賢明ですね・・・

速く、con fouco 火のように!

スタッカートが書かれている八分音符は短く強く打鍵します。

この半音階の八分音符がビートとなって指が転ばないようにリズムを引き締める役目をします。

丁寧にゆっくり練習しましょう。

右手の連打は詰まらないよう指先で速くはじきます。(鍵盤の戻りが悪いと弾きにくいですね^^;)

5と7小節にはドミナントのコードがみられます。

アクセントペダルと併せて和声を意識し、V-I-V-I の進行を上手く出します。

ペダルは打鍵と同時に踏むペダルで、急速なパッッセージのベースにはよく使います。

このタランテラはアクセントペダルが必要な典型ですね。


譜例にはありませんが17小節目以降はシンコペーションのリズムが入ったメロディー、33小節目以降はffにアクセントのついた強烈なパートが出てきます。

65小節目以降の中間部はテンポを保ったまま、いたずらっぽいニュアンスに変わります。

リズムが難しそう・・・

曲を通して非常に明瞭なタッチで、次々に技を繰り出していくようにセンスを発揮して弾くとバッチリ〜!!


タランテラはイタリア発祥の舞曲。

八分音符の連続からはイタリアらしいはっきりとした言葉の発音が感じられますよね。

まくし立てるように速く!そんな、挑発的なところも魅力ですね♪

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熱い夏休み ピティナC級地区本選へ

暑い日が続きますね〜^^;

昨日は大濠公園の花火大会でしたから、子供たちもいろいろなスポットから花火を眺めたそうです。

今日も相変わらず、外へ出て2、3分歩いただけで汗が流れ出てきました。

そんな中、スクールの生徒さんたち!休まず通ってくれています。

練習も普段より多めに!感心、感心^^

 

夏のソルフェージュクラスが土曜日に2クラス立ち上がって昨日が初日でした。

戸惑って泣き出した子もいましたけど^^; 滑り出しは、まずまずです。

日曜日のレギュラークラスは小学生ながら流石の貫禄。

集中力が安定しています。

 

ピティナのコンクールをはじめ、ドルチェコンクール、グレンツェンコンクールなどで頑張っている生徒さんたちも。

モチコピアノスクールでは小学校高学年頃になると、子供たちの表情が引き締まってピアノもぐっと上達してきます。

 スクールとしてはコンクールを奨励してはいませんが、経験することで大きく成長するケースもあります。

特にピアノを習うことに主体性が出てくる高学年からですね。

今年は数名が「挑戦したい!」と日々頑張っていましたから、先生としても後押ししました!

 

みんなコンクール準備期間で過去最高のモチベーションを発揮してくれたのが何より嬉しかったです♪

只今、ピティナの地区本選にむけて2人が奮闘中。

初めて参加して奨励賞に届いた子もいました。

本当によく頑張っています!

 

熱い夏のレッスン、続く...

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ピティナ課題曲 B級 手拍子そろえて(クロツキン作曲)

今回はピティナB級の課題曲からクロツキン作曲「手拍子そろえて」を少しだけ解説したいと思います。

ロマン派の課題曲リストはクロツキン、マイカパル、グリークの3曲です。

グリークは言わずと知れた音楽史に名を刻んだ大作曲家ですし、抒情小曲集には優れた作品がたくさんあります。

一方、クロツキン、マイカパルは子供用の練習曲で見かけるくらいですから、果たして人気が集まったでしょうか。

「手拍子そろえて」はリズムが軽快な子供らしい曲です。

譜例を見ての通り、4分の2拍子でメロディーは左手が担っています。

最初のポイントはやはり右手の裏拍のリズム感。(ノリよく弾けるかな^^)

それから、左手のメロディーを豊かに歌うことでしょう。

スタッカートとスラーが記されていますから、アーティキュレーションの明瞭さも大切です。

2段目にスビートピアノで強弱を変えることができれば、より表情豊かになります。

技術面で特に難しい箇所はなさそうですが、8小節目の16分音符などは転ばずにすっきり通過したいところです。^^

分かりやすい曲なだけに、タッチと表現の明瞭さが大きな柱になると思います。

是非、この曲を通してピアノのいろいろを身につけて下さいね!

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ピティナ課題曲 C級 ソナチネ(バルトーク作曲)

2015年度ピティナコンクール課題曲の中から、バルトークのソナチネについて少し解説したいと思います。

予選では必ず近代・現代を一曲弾かなければいけません。

5~6年生の課題曲です。

譜読み慣れしていないと近現代の複雑な楽譜に戸惑ってしまうけかもしれませんね^^;

技術的には程よく、そして何より大変音楽的な良曲だと思います。


モチコピアノスクールからはC級の予選に3名が参加する予定です。ドキドキ...

個人的には「柿の種」湯山昭作曲、「ソナチネ」バルトーク作曲の2曲推しだったのですが、子供たちたちはソナチネのダイナミックでカラフルな音色が気に入ったようで3人ともバルトークを選曲しました。

打楽器風のシンプルな前奏。スラーと強いアクセントの動きで鼓笛隊が行進しているような雰囲気を出せると、ワクワクするオープニングになりそうです。まずは拍子感が最大のポイント。


4小節のあとに続くパートはなんとこんなに沢山の指示記号が書き込まれています。

基本のダイナミックはフォルテですが、左手の八分音符にはメゾフォルテ。

ベースにはスフォルツァンドも見られますね。

アーティキュレーションを見ると、テヌート、アクセント、スラーが見られます。


まず小節を2-2-1-1-2で区切るとよいでしょう。

左のベースにスフォルツァンドがついているのは、大太鼓などの大きい響きをもった楽器のイメージでしょう。

それから、右手テヌートで際立たせてあるメロディーラインは笛、裏拍に表れる強いアクセントはトライアングルといったように、明確にオーケストレーションすることが何より大切です。

それぞれの役割にあったタッチで音色を作るとよいと思います。


小さなオーケストラとしてのピアノの魅力が楽しめる素晴しい曲ですね。

ほんの一部の解説でしたが、練習の参考にして下さい^^

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アプシル:小さな羊飼い(ピティナ課題曲 B級)

20世紀前半にベルギーで活躍した作曲家、ジャン・アプシル。

「小さな羊飼い」は8分の6拍子のバルカローレ風の曲で、フランス風の色彩豊かな性格が特徴です。

冒頭の左手は5度と長3度が交互にゆらゆら響いて、サティを思わせます。

う〜ん、アンニュイな感じでいいですね^^

 

「リズム」は音楽の根底に流れる大切な要素ですが、ゆるやかな8分の6拍子は小さな子供には理解しにくいようで、、

例えばブルグミュラーの「牧歌」や「舟歌」も同じ8分の6拍子。

大きく揺れる2拍子と脈打つような6つの8分音符を感じられたら気持ちよく曲が流れるのですが、どうもこれが難しいのですね^^;

モチコピアノスクールで行っている4歳以下のリトミック指導では、最初は軽快な2分の2拍子の曲をよく取り上げています。

ベートーヴェンの「エコセイズ」やシューマンの「兵士の曲」など。

みんな大好きで、ピアノが聴こえてきた瞬間にノリノリで足踏みします。

2分の2はとても原始的なリズムなので分かり易いのでしょう。

 

そんな大切なリズム感に注目して、ジャン・アプシルは教育用のピアノ曲をたくさん書いています。

彼の語法には同年代のサティやフランス六人組あたりの作曲家と通じるところが多くみられ、

リズムを鍛えるだけではなく、フランス的な色彩豊かな響きにも気軽に触れられるのでお勧めです♪

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ドルチェピアノコンクール ハイライト

今週末の9月7日(日)、「ドルチェピアノコンクールハイライトコンサート」に小学5年生の生徒さんが出演します。

 

7月に行われた同コンクールで受賞してから、夏休みには新たにベートーヴェンの曲に取り組んできました。

思いっきり演奏して夏の成果を披露してくれたらと思います♪

 

 

この日はそれぞれのカテゴリーの受賞者が一同に会するコンサートです。

聴きごたえがありますよ~、足を運んでみてはいかがですか?

 

【ハイライトコンサート】

場所:春日ふれあい文化センター スプリングホール

一部 10:00開演/二部 15:15開演

 
ステージで弾く経験はとても大切ですね。
ステージがあればそれを目標に練習するのも一理ありますが、ミラクルが起こるのは弾いた後。
不思議なことに本番を経験した子は気がつくと、グンッと成長しているものです。
「100回の練習より1回の本番」とはよく言ったものですね^^
 
モチコピアノスクールで主催するクリスマスコンサートは12/23に、あいれふホールでの大発表会が来年3/25に予定されています。
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クーラウ:ソナチネop.20-3(ピティナ課題曲 C級)

ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのソナタに進む前によく弾かれるクーラウのソナチネです。

ソナチネはソナタ形式の小規模な曲のこと。

ソナタ形式を理解して、古典派らしい明瞭なタッチを勉強するのに最適な内容になっています。

主題は生き生きと、ニ拍目をはじける様な音色で弾いて勢いをつけるのがポイントですね。

全体を通してニ拍目にsf(スフォルツァート)や(テヌート)ten.の表記がありますから、それぞれ関連付けて弾けると更にいいと思います。

 

同じくらいの規模のソナチネにはクレメンティ、ドュセック、ベートヴェンのop.49-1&2、ハイドンの初期のソナタ等があり、何曲か続けて練習すると古典派の様式観が身に付くと思います。

 

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デュティユー:田園詩(ピティナ課題曲 C級)

今年開催されるコンクール課題曲の中から、素敵な曲を見つけました。

ピティナ・コンペティション課題曲からアンリ・デュティユー作曲の「田園詩」です。

 

20世紀以降に書かれた曲で、音楽的な内容をともなった教育用のピアノ曲を見つけるのは一苦労^^;

デュティユーが子供用の曲を書いていたとは驚きでしたし、実際に曲を見てみると詩的な表現やピアノの響きを勉強するにはもってこいの内容で感激しました。

フランスらしい粋な音色作りが果たして小学生の生徒達に出来るかな♪

いえいえ、きっと楽しんで弾いてくれると思います。

正確な読譜の訓練にもなるのでお勧めです!

 

モチコピアノスクールではドビュッシー、バルトーク、ギロック、その他ロシアの近現代作曲家の作品をレッスンに取り入れていますが、もっと新しいレパートリーを増やしていきたいと思っています。

お勧めの曲があれば、是非情報をお寄せ下さい!

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グレンツェンピアノコンクール福岡本選 小学3,4年b 「オランダの踊り」を聴いて

モチコピアノスクールの生徒さんが出演するコンクールの日がやってきました。

井尻教室からアクロスシンフォニーホールへ向かいます。

3,4年bの課題曲はバスティンより「オランダの踊り」です。

 

 

三拍子のメヌエットで、ABA'3部形式で書かれた簡潔な曲です。

譜読みのレベルとしては非常に簡単ですが、ステージの上で演奏するとなるとそう簡単ではありませんね^^;

アレグレットと冒頭に記されたこの曲は、優雅なメロディーと連れ添うように重なる3度の響きがとても素敵です。

Bパートではクレッシェンドをともなった一つの小さな山があり、最後の和音にはペダルの指示が書かれています。

強弱記号はフォルテでも、ただ強い音ではなく華やかなボリューム感のある音色で締めくくりたいですね。

大切なのはイメージと声部のバランス。

しかしながら、単旋律からの最後の和音です。

広い会場でソプラノが響きにくいのは当然で、50人程聴いてもなかなか心地良い響きがありませんでした。

最後の音が今回の大事な評価のポイントだったことは間違いないでしょう。

 

モチコピアノスクールからは4年生の生徒さんが出場しました。

一年前も同じ場所で演奏を聴いたのですが、驚いた事に今年はまったく印象が変わっていたのです!

余分な力が抜けた透き通る音色で、淀みない音楽の流れができていました♪

お母様もその成長を感じたらしく、とても喜んでいらっしゃいました。

本人はというと・・・一カ所だけあった小さなミスタッチが悔しかった様子で、

演奏後は複雑な表情を浮かべていました。

 

これも大きな変化で、成長した姿だと言えるでしょう。

モチコピアノスクールでは小学校高学年からは、ピアノレッスンは次のステージへ進むと考えています。

自立心が芽生えるこの時期はテクニックが飛躍的に伸びると同時に、ピアノを学ぶ一番の醍醐味である「曲の解釈」の領域に一歩足を踏み入れることができます。

 

最後まで弾けた!やったー!

それだけではつまらない。

「もっとできる。もっと音楽を表現したい。」

そう思ってもらえると、先生としてはとても嬉しいのです^^

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ギロック:叙情小曲集より 荒れ果てた舞踏室(グレンツェンピアノコンクール課題曲 中学A)

夏休みに発表会やコンクールをひかえている皆さん!

本番を前にワクワクしたり、緊張してナーバスになっていたり、色々な気持ちがあると思います。

どちらにせよ、備えあれば憂いなしです。

休みにはいつもと違う練習をやってみて、ピアノの楽しさを発見してくださいね!

 

今回はグレンツェンピアノコンクール課題曲より、ギロック作曲「荒れ果てた舞踏室」をアナリーゼしてみます。

荒れ果てた、、、なんだかイマジネーションが湧いてくる素敵なタイトルですね。

弾きにくい曲ではないですが、左手がメロディーを担っていたり、テンポの変化が多かったりする特徴があります。

そして、雰囲気を醸し出すセンスが必要な曲です。

音色の可能性が広がる素敵な曲です。

ペダルも効果的に使って、ピアノの響きを上手に引き出して下さいね。

 

ギロックはキャラクター豊富な子供向けのピアノ曲をたくさん書いています。

「子供のためのアルバム」や、「叙情小曲集」などは普段のレッスン素材としてもお勧めですよ。

 

モチコピアノスクールの「夏のコンクール特別レッスン」では、一つの曲をじっくり掘り下げて仕上げていきます。

きっと上達のヒントが見つかるはずです。

皆さんのご参加、お待ちしています!

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モーツァルト:メヌエット in F(グレンツェンピアノコンクール課題曲 小3,4B)

今日の福岡は梅雨のまっ只中です。

朝からザーザーと大雨が続いています。

なにやら台風も近づいているというから、気をつけないといけませんね。

 

梅雨が明けると、待ちに待った夏休み!

夏休みには、ピアノのコンクールも多数開催されますが、、、

皆さん、練習の調子はどうでしょうか?

せっかくの休みなのに、練習が間に合わない!なんてことにならないように、

今のうちから、正しく楽譜を読んで勉強して下さいね。

そして、夏休みは外で沢山遊びましょう。

 

今回は、グレンツェンピアノコンクールの課題曲からモーツァルトのメヌエットをアナリーゼしてみます。

1762年作曲と書いてありますが、モーツァルトが生まれたのは1756年なので、、、

なんと、6歳の時に書いた曲ですっ!?さすが、神童。

簡潔な古典形式のメヌエットです。

あまりにもシンプルなので、どの音も大切!見逃せません。

 

まず大切なのは、三拍子のメヌエット特有のリズムを感じる事です。

三つの四分音符は、(重)(軽)(軽)となり、三拍目の(軽)は次ぎの小節の頭に着地するように弾きましょう。

うーん、言葉で伝えるのは難しいですね。

とにかく、リズムを楽しんで明るく弾くのが一番!

 

モチコピアノスクールでは「夏のコンクール 特別レッスン」を行います。

課題曲についてもっと知りたい、練習の方法が分からない、本番で力を出したい!

など、熱意のある生徒さんを歓迎します。

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