一瞬のホワイトクリスマスが過ぎ、冬期ソルフェージュアカデミーであとひと頑張り。2~3年生のクラスが終わり、今年も無事に仕事納めとなりました。ソルフェージュは継続は力なりを胸にこの3年程の間続けてきました。以前に比べると、ソルフェージュという言葉そのものがスクールの中で少しずつ浸透して身近になってきたと感じます。この日はコラール(讃美歌)を題材に、ヨーロッパの伝統を感じながらの楽しいレッスンでした。ピアノ上達のカギはソルフェージュにあり、ということで、これからも積極的にご参加下さい。さて、お部屋の様子も少し変わりました。4月には更にレッスン室が広くなり、グループレッスンがより快適に受講できる仕様になります。ちょっとしたイベントも増やしていきたいです。皆様、良いお年をお迎え下さい。
一段と寒くなり、いよいよ年の瀬が近づいております。先週より警固教室にグランドピアノを2台設置しました。2台にすることで、左右のアンサンブル、声部ごとの練習、音を聴いて直ぐに再現するなど、レッスンの幅が広がります。そして、更に重要な点は生徒専用のピアノがあることで自立したレッスンが可能になったこと。モチコピアノスクールは来年で創業10周年を迎えます。通いやすく質の高いレッスンが出来るように改革を行います。環境面ではグランドピアノ2台設置に加え、4月以降には現状18帖ほどのレッスン室が35帖に拡大します。都市部にあって珍しい音楽環境です。また、レッスン制度面では個人とグループの2スタイルをご提供します。特に小学1~6年生まで安定して最適な時間帯に通って頂けるように工夫しました。年初にはホームページ上でもご案内致しますので是非ご覧下さい。
台風が過ぎ去り、つかの間の三連休。少し曇りがかった空のもと、太宰府の政庁跡へとピクニックに行きました。普段はレッスン室で見せるお互いの表情も、一味違ってリラックスモードです。ピアノから離れて、特に目的はなし。しいて言えば、交流を深めようという、ありきたりなピクニックでも、子供達は何かしら糸口を見つけて遊んでしまうのが面白いところ。政庁跡の裏手には令和の和歌が生まれたゆかりの地とされる、坂本八幡宮があります。近年、年号の話題で広く知られるようになりましたが、ひっそりと佇む小さな神社です。お参りをして、歴史を感じる広い芝生の上でのんびり気ままに過ごしました。またお花見のシーズンに開催したいと思っています。
夏休みのソルフェージュレッスンの様子です。重田クラスでは年長さん達が楽譜の仕組みを一からお勉強しました。机を囲んで先生のお話を聞き、時には発言をして、みんな積極的に参加してくれました。グループならではの活気があります。聴音にもチャレンジしました。ト音記号、ヘ音記号、小節線を準備して、聴いた音を楽譜に書き取っていきます。出来上がったら、歌って弾いて。上手くできたかな。「お友達と一緒に出来たのが楽しかった」「音符を書くのが面白い」子供達はいつにも増して、目を輝かせていました。年に2回、次回は冬休みの開催を予定しています。
ヨーロッパの音楽教育では楽器に関わらず、ソルフェージュを音楽レッスンの基礎とします。日本のピアノ教育では、もちろん指導者の方針にもよりますが、未だに弾くことばかりに重点を置く傾向が強くあります。曲を弾かないとピアノを習っている感じがしない、弾いている曲の技術レベルで成果を計る、というような間違った認識を持たれている方もいます。週1回、30分というレッスン時間が広くスタンダードとなっていることも読譜の基礎が抜け落ちる一因だと思います。しかし、30分の短いレッスン時間であっても、必ずソルフェージュの時間をとるべきです。そうすれば、「ピアノを数年習ったけど、結局自分では楽譜を読めるようにならなかった」という残念なことにはなりません。ソルフェージュは簡単なメロディーの歌唱、リズム練習なら4~5才から始めることが出来るので、ピアノを無理に弾かせるよりも楽譜への理解が進みます。そして、コツコツ継続していくうちに、伸び方が変わってきます。特に小学校高学年くらいで行き詰まる子と、逆にぐんぐん伸びる子とでは完全にソルフェージュの基礎が違っているのです。
夏期ソルフェージュアカデミーではスクール生でなくても、3日間お得にソルフェージュのレッスンを受けることが出来ますので、この機会に是非ご検討下さい。
コロナ前の人気企画、親子ピアノライブが復活。これから定期開催を予定しています。お歌を聴いたり、言葉遊びでクスクス笑ったり。グランドピアノの演奏では赤ちゃんもノリノリで楽しんでいます。幼い時の音楽体験は貴重です。まだコンサート会場には入れない赤ちゃんにも、生の音を体で感じて欲しいと思います。7/21 11:00~警固教室にて開催。限定5組、参加費は親子で1,000円となっております。
GWはいかがお過ごしでしょうか。3年ぶりのコロナ制限解除とあって各地で人出が戻り賑わっている様子ですね。連休は1週間ほどお休みを頂いておりましたが、明日から通常のレッスンがスタートします。現在、警固と井尻の各教室で若干の空きがございます。そろそろピアノを始めようかな、という方におすすめの1ヶ月トライアルのご案内をさせて頂きます。8,800円で4回のレッスンが受講できます。1回の体験レッスンだけでは教室の環境や初対面の先生に慣れないお子様もいらっしゃいます。1ヶ月ほどレッスンを受けながら、じっくり入会をご検討頂けます。是非この機会にモチコピアノスクールに足をお運び頂けると幸いです。体験レッスン(1回、1,000円)につきましては随時受け付けております。ピアノ経験者の方のお問合せもお待ちしております。
昨年、ワルシャワで開催されたショパン国際ピアノコンクール。LIVE中継でショパンの音楽とその多様な演奏に触れて、生徒達も刺激を受けた様子でした。今年は何名かの生徒と一緒にショパンコンクール ASIA(日本開催)にチャレンジしてみようと思って、課題曲をチェックしています。ショパンの曲はピアノの魅力を雄弁に語っています。音楽性は少し大人っぽいのですが、小学校高学年くらいからは弾ける曲が増えてきます。3~4年部門の予選ではブルグミュラーからタランテラ、舟歌が選曲可能となっています。ショパンの作品からは小犬のワルツ、マズルカop.67-2の2曲のみ。3~4年生だとまだ本格的にショパンに取り組むには手のサイズ、テクニック的にも難しいのですが、もう少し選択肢が、例えばマズルカから2、3曲の課題曲は欲しいですね。続いて、5~6年部門の予選。シマノフスカのポロネーズヘ短調はバランスがとれた良曲。テクニック、音楽性、様式など色々な点で勉強になりそうです。目をひくのはワルツop.34-3ですね。腕に自信がある方はどうぞ、といった感じです。他にはワルツop.70-3、ワルツ遺作のホ長調、どちらも好きです。ただ、子供にとっては表現し難い曲だと思います。中学生からは別紙で曲目リストが発表されています。弾ける曲がぐんっと増えます。ここまでくると、ピアノの楽しさも全然違ってくるのかなと思います。生徒達には連休中に自分なりに選曲するように伝えました。曲選びから、じっくりと楽しもう。
4月も後半、もうすぐ先にGWが見えてきましたね。そこで福岡近郊のイベントをチェックしてみました。九響主催の「0歳からのオーケストラ」では赤ちゃんも入場可。3才未満のお子様は膝上での鑑賞で入場無料となっています。初めてのオーケストラ体験にいかがでしょうか。続いて、アレクサンダー・ガジェヴさんのピアノリサイタル。プログラムは前半にショパン、後半はシューマンの幻想曲と本格的なソロ演奏となっています。直近のショパンコンクールにて2位入賞した実力者です。7月3日、FFGホールにて開催。ソロリサイタルには特別な世界があると思います。教室には音楽以外にも美術展などのチラシもぺたぺたと貼っています。子供達はエジプト展のミイラが気になっている様子です。
第7回目の発表会を無事に終えることが出来ました。ご来場頂き、誠にありがとうございました。84名の生徒が出演し、それぞれの個性と練習の成果を披露してくれました。私達講師も、生徒達の瑞々しく勢いのある演奏にたくさんの刺激を受けました。中高生やアマチュア音楽家の方々も大活躍でした。各部の最後に上級者の演奏を入れたことで、小さな子供達も興味津々に聴いていました。自分が上達していくイメージを重ねていたのでしょうか。一人ひとりが違った個性を持ち、音色を持っています。時間はかかりますが、その個性は練習によって磨かれ、音で表現する事が可能になります。頑張ろう。また来年、一回り成長した姿でステージへ戻って来よう。
福岡市美術館で開催されているゴッホ展へ。警固教室のレッスンが空いた隙にゆったり絵画鑑賞でリフレッシュ。のつもりが、結構な混み具合にびっくり。さすがの人気画家ゴッホです。オランダのヴァン・ゴッホ美術館とクレラー・ミュラー美術館、二か所からの出展とあって、オランダ留学していた筆者にとっては、懐かしい絵ばかり。一回で強烈な印象を受ける絵もあれば、何回も観て、やっと良さが感じらる絵もある。特に若いころの作品で「ジャガイモを食べる人々」のような黒々として、とても人気が出そうにない油絵や、グルグルと鉛筆を回して立体を起こすように描かれたデッサンなど、なかなか見ごたえがあるのです。クレラー・ミュラーへは一度、極寒の十二月、白銀の世界をバスに乗って観に行った思い出があります。絵の記憶、辺りの景色、息をのむ静けさ。帰りのバスあるかな、という不安。そんないろいろな感情が入り混じって、ゴッホへの尊敬の念も一段と深まったのでありました。もちろん、おすすめのゴッホ展。コロナ禍につき空いた時間を狙って訪れてみてはいかがでしょう。
コロナで中断していた人気企画、親子ピアノLIVEが復活します。じっと座って聴く必要はなく、赤ちゃんでもグランドピアノの音色を気ままに楽しめます。演奏とリトミックの遊びを組み合わせてた充実の30分です。まだまだ感染予防が必要な時期ですので、今回は5組限定で開催させて頂きます。3才以上のお子様はなるべくマスクを着用してお越し下さい。LIVEの前後には換気を十分に行います。*写真は2020年に撮影
1/26(水)11:00~11:30 警固教室にて
要予約限定5組
参加費:親子で1,000円
明けましておめでとうございます。年末年始、いかがでしたか。昨年は長引くコロナ禍で今一つモヤモヤ感が晴れない一年でしたが、今年のお正月にはそんなうっぷんを晴らすかのような澄み切った見事な空が広がっていました。散歩途中、博多湾の海原へと流れ出る樋井川の煌めく水面を上からパシャリ。自由はすぐそこに、と期待したい新年です。さて、まずは3月26日、あいれふホールでの発表会へ向けてスタートダッシュをきって参りましょう。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。