時には渋く、静かな夜を

チェロという楽器にどんなイメージを持っていますか。癒される、大人な感じ、艶っぽい。ピアニストに様々な個性があるようにチェリストも十人十色。ワン先生は中国の大連に生まれ、若き日にはウィーン、カルフォルニア、東京と渡り歩いた名手。伸びやかでほのかに渋みを帯びた高音は眩く、重低音が鳴ればまるで大地がごごうっと動くかのような感覚に陥ります。まさに大陸的ともいうべき器の大きな演奏家だと思います。5/2 に開催するチェロとピアノのコンサートはかなりコーナーを攻めた内容です。聞き馴染みのある名曲も2、3曲は弾きますが、プログラムはロマン派にチェロあり、と言わんばかりにロマン派で固めてあります。この機会にどっぷりと純クラシックの魅力に浸ってみてはいかがでしょうか。

 

【チェロとピアノの名曲コンサート】
出演:ワンジミン(チェロ) 望月未希矢(ピアノ)
5/2(火)19時〜
あいれふホール 福岡市中央区舞鶴2-5-1
一般券 3,000円/学生券 2,000円

開演!音楽の贈り物②

アンコールで登場したモチコ合唱団。世界の音を肌で感じよう、と子供達に声をかけて、今回限りの合唱団を結成しました。稽古は2回の合同練習と、本番直前のリハーサルのみ。元気な声で、最高の歌声を披露してくれました。本当に子供の持っている一回の集中力には感嘆してしまいます。

舞台は憧れの場所。世界的なバイオリニストを聴こうと思えば、チケットを買ってどこかのコンサートホールへ行けばいい。 でも、いつものレッスン室で一緒に練習したり、同じステージで演奏する感動は、客席に座るだけでは得られないもの。子供達の生き生きした表情を見ていると、やって良かった、と思います。

円形ホールは小規模でコミニュケーションをとれる会場です。席数が少なくチケットが直ぐに売り切れてしまい、聴きに来られなかったお客様もいらっしゃいました。チケットをお渡しできなかった方々、本当にすみませんでした。来年も子供達のために、ファミリーのために、楽しいコンサートを企画していきます。是非、ご期待下さい。

開演!音楽の贈り物①

「音楽の贈り物」が開演。ナビゲ―ター役の西村さんの登場です。ピアノとバイオリンの歴史、楽器の基本的な構造を分かりやすく解説しています。実際にストラディバリや西村さんのバイオリンにも使われているイタリア産のスプルース材が登場し、お客様は手に取って感触を確かめている様子。

間もなく演奏がスタート。ヴィヴァルディのコンチェルトグロッソは壮大でシリアスな性格を持ち合わせた、イタリアバロックの傑作です。冒頭だけに、会場に漂う張りつめた緊張感。ドラマティックな1楽章。甘美な2楽章。疾風のごとく駆け抜ける3楽章。エネルギッシュでスリリングな演奏でした。

続いて、モーツァルトのソナタ KV.521。この日一番の大曲といっていいでしょう。スクール講師の息の合った連弾です。その後は、ロマン派、ポピュラーの名曲の数々。お客様もすっかりリラックスしているようで、会場は温かい雰囲気に包まれていきました。アレクサンドル先生がバイオリンを高くかかげて西村さんの楽器を賞賛しています。名器から生まれた名演。

リハーサル② イタリアから西村さん合流

夕方から弦楽器制作家の西村さんと奥さんがリハーサルに合流。クレモナからの旅路はドア・トゥ・ドアで30時間だったそうです。お疲れのところ、リハーサルに駆けつけて下さいました。ご自身のパソコンで資料を映しながらバイオリンとピアノの歴史を辿り、二つの楽器の相性のよさを解説します。これまでにも数々のワークショップをされている西村氏。分かり易く、勉強になる素晴らしい内容でした。

きっと子供達も関心をもってくれると思います。実際にバイオリン作りに使う木を触ることも出来ます。藤島先生もリハーサル。後半の山、サラサーテ作曲のナヴァーラではアレクサンドル先生こだわりの表現がたくさん。急遽、カスタネットを使うアイディアが飛び出し、練習に熱が入ります。リハーサル終了後はスリランカ料理の店へ。辛いのが大好きなロシア、シンガポール組と、苦手なイタリア組で明暗が分かれていました。アレクサンドル先生、マサコ先生の人柄はまさに音楽そのもの。喜怒哀楽、人生の喜びを表現するエネルギーに、私たちは大いに影響を受けています。

リハーサル① 子供たちと夢の共演

今日は待ちに待ったゲスとご対面。いつものレッスン室に英語、ロシア語、イタリア語が飛び交います。先週のレッスンで一人づつ歌の練習をして、歌詞は完璧のはずだったのですが、歌詞の間違えがあったり、伴奏とずれてしまったり。子供の集中は短く、歌い直しをする度に間違えが増えていきます。もう一度、各自で練習が必要です。

ピアノパートは5年生の男子。世界的なバイオリニストと夢の共演です。歌とバイオリンに合わせて、改めて練習です。マサコ先生が「ノリがよくていいね」と声をかけて下さいました。肌で感じる世界の音色。きっと、何かが変わるはず。

偉大なバオリニスト、アレクサンドル先生はバロック、クラシック、ジプシー音楽、ジャズと多彩なジャンルを行き来するエンターティナーです。今日の夕食はイタリアン。グラプレの音楽、母国ロシアの黒い瞳など、お酒の勢いで即興演奏が始まりました。演奏している姿を見ていると、自然とお客さんの表情も明るくなっていきます。この場でコンサートのチケットが売れてしまいました。出会いに感謝。

みんなの本棚

外の気温は4度。福岡にも冬将軍がやってきました。警固教室の本棚がリニューアルして、話題の絵本も並びました。部屋の真ん中には大きなパイン材の机がありますから、待ち時間を有意義に過ごして頂けたらと思います。絵本、折り紙、ワークブック、宿題。コーヒー片手にタブレットでお仕事も。ピアノの音色。それぞれの時間が流れます。本棚の書籍と楽譜も閲覧自由です。作曲家の漫画はかなり人気です。
ピーターラビットの絵本。確か古いものがあったはずなのですが、見つからず展覧会の時、再度購入しました。懐かしい絵はそのままで装丁が綺麗になっています。ニ足で歩くうさぎのスケッチ、よく出来ていますよね。もしうさぎが人と同じように歩いたらどんな動きをするのか、緻密に骨格をデッサンしてあります。バッハの音楽のように、名作は緻密なんです。
今年も残すところ僅かとなりました。来週はクリスマスコンサートのリハーサルに始まり、22日はいよいよ本番です。レッスンではコンサートで披露する歌も練習しています。意外に歌が上手だったりする子がいて、とても楽しみ。

ワン先生 ベニールカフェコンサート

 

チェリストのワン先生がベニールカフェに初登場。当日に駆けつけて下さったお客さんも多く、超満員での開演となりました。シ客席は穏やかな雰囲気に包まれ、時折、チェロの歌と一緒に呼吸をしているようです。音楽にひたすら奉仕するかのような、精神性の高いチェロの音色でした。普段は北九州での公演が多いワン先生ですが、これからはスクールでの講師活動をきっかけに福岡での公演も増えると思います。 

ピーターラビット展 福岡へ

福岡県立美術館のピーター・ラビットの原画展。教室の掲示板にチラシを貼っていると、お母様たちが懐かしそうにご覧になっています。私も絵本の記憶と、食卓で使っていたマグカップの記憶が残っていますが、ストーリーについてはあまり知りません。

 

いたずらっ子ピーターのお父さんは肉のパイにされた、という奇妙な設定。童話って本来はとても恐い話が多いんですよね。

近年は絵本の原画ブームが来ています。オランダのミッフィー、フィンランドのムーミン、そして今年はピーター・ラビット。観に行くと、グッツが欲しくなりますよね。こちらは井尻教室の守り神、ミッフィーさん。留学先のオランダから連れて帰ったネイティブです。長年みんなのピアノを聴いてきたので、耳が長くなっています。ピーター・ラビット展は10月28日〜12月11日、福岡県立美術館にて開催中です。

ショパンコンクール in Asia 課題曲 小1-2部門

 

①チャレンジピース②譜読みし易い曲③お気に入りに星印をつけています。地区大会の課題曲、遺作のワルツ2曲は、技術的には入り易い曲だと思います。小さな手でショパンのエスプリに触れられる貴重な曲です。パデレフスキ版には載っていませんが、全音から出ている遺作集には収められています。Op.70-2、小学1〜2年にしては大人っぽい曲だと思いますが、素敵な曲です。グリンカとブルグミュラーでも参加出来ます。

地区大会

作曲者名 曲名  チャレンジ 譜読みし易い お気に入り
グリンカ ポルカ ニ短調   ☆   
ブルグミュラー 25の練習曲 パストラル   ☆   
ショパン ワルツ 変ホ長調 遺作    
ショパン ワルツ イ短調 遺作    
オギンスキ ポロネーズ 変ロ長調    
シマノフスカ カドリーユ ヘ長調      
コズウォフスキ コルトダンス      
ポーランド民謡 マズルカ      
ポーランド民謡(ルジツキ編曲) オペレク      

全国大会

作曲者名 曲名 チャレンジ  譜読みし易い 

お気に入り 

ショパン ポロネーズ ト短調 遺作      
ショパン ポロネーズ 変ロ長調 遺作   ☆ 
ショパン ポロネーズ 変イ長調 遺作    
ショパン ワルツ ヘ短調 Op.70-2  
ショパン マズルカ 変ロ長調 Op.7-1      
シマノフスカ コルトダンス    
コルベルク 2つのマズルカ 第1番      
ポーランド民謡  ポロネーズ      

まだまだやります!第9回めんたいワルツ

12月は忘年会が多くて忙しい、との声があり例年より少し早めの11月19日(土)に開催します。 今日は嬉しいメールを頂きました。3月のめんたいワルツで「星に願いを」でデビューされた女性。今回は、お孫さん(4才)との共演でエントリーして下さいました。10回目の開催を前にそろそろ潮時かな、と思っていた矢先、こんな奇跡があるから辞められない。

 

11/19(土)19:00スタート

けやき通りベニールカフェにて

新たな出会いに期待!

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福岡女学院の音楽入試

 

音楽科を有する福岡女学院では、中学入試で音楽、国語、算数の3教科受験を3年前から実施しています。3才から小学校6年生までピアノを続けた場合、ピアノ歴は9年。その道のプロになるには、 1万時間の訓練が必要という説があります。1日3時間を10年間続けると練習時間は1万950時間に達します。13歳にして手に職をつけたスーパー中学生の誕生です。そこまでスパルタでやらずとも、ピアノを続けた事実は、立派な強みになるでしょう。

 

小学校6年生でその強みを生かせる音楽入試。11/19(土)に入試説明会が開催されます。ご興味のある方は、是非。

習い始めて半年 カナデちゃんのピアノ

ピアノを習い始めて半年のカナデちゃんの様子を覗いてみましょう。先生からは、練習している「かっこう」が弾けるようになったこと、手の形がきれいになったことを褒められていました。レッスンには休まず通って、テキストの進度も順調です。習い初めの頃は「まじめな性格だから、たくさん練習することでピアノが嫌いになるのでは」と、お母様は心配されていました。練習しないと悩む反面、そんな考えもあるのですね。今のところ、まじめな性格と練習が吉と出ている様子で安心しました。お家ではカナデちゃんが先生の真似をして、お母さんに音あてクイズをすることもあるのだとか。そんなカナデちゃんですが、ピアノが上達する背景には家のきまりがあったようです。幼稚園から帰ると、まず30分の練習です。ピアノの蓋は開いた状態でカナデちゃんの帰りを待っているそうです。すぐにピアノ触れるようにと、お母様の配慮です。30分の練習を終えたら、その後は何をして遊んでも自由。新入生は是非参考にしてください。

導入期のピアノレッスン 講師勉強会

モチコピアノスクールでは指導体制を強化中です。8〜9月にかけてレッスン見学と勉強会を通じて意見交換を行ってきました。

 

音楽のレッスンって、やっぱり、奥が深いな〜と感じます。

 

カリキュラムを整理して、より分かりやすく伝えることを意識するように努めています。「伝え方が9割」という本が流行りましたが、レッスンも人とのコミュニケーション。伝え方を変えることで、結果は大きく変わってくるはず。子供の緊張を解くには。言葉上手く伝えるには。親御様にレッスン内容を理解して頂くには。生徒さんとの信頼関係を作っていくために講師一丸となって課題に取り組みたいと思います。

《チェロの調べ》名手が奏でる秋景のメロディー

11/5(土)中国出身のチェリスト、ワンジミン(王基敏)先生のコンサートがベニールカフェにて開催されます。奥深いチェロの音色と共に秋を感じてみてはいかがでしょうか。警固教室で行われている大人向けのチェロレッスンは「チェロの音色を聴くと心が落ち着く、豊かな気持ちになる」と、好評を頂いています。

 

【チェロコンサート】

11/5(土)19時〜

ベニールカフェにて

福岡市中央区警固2-18-13 オークビル2F

1,500円(コーヒー付き) 

クリスマスプレゼントに「音楽の贈り物」いかがですか?

 

コンサートのお知らせです。これからの時代を生きる子供達に、世界の音を肌で感じてほしい。国境を越えて交わる文化を体験してほしい。そんな想いでクリスマスコンサートを企画しました。子供達にとってコンサート「音楽の贈り物」が世界への扉を開くきっかけになればと思っています。

 

フライアー左下、ピンク色のお2人はシンガポールからの偉大なゲスト。

2人のバイオリニストとスクールの先生、イタリアのクレモナ在住の弦楽器製作家、西村さんがナビゲーター役で参加して下さいます。世界の音とその音を支える舞台裏のお仕事に触れることが出来る、本当に貴重な機会です。今年のクリスマスプレゼントに「音楽の贈り物」いかがでしょうか。

 

アクロス円形ホールにて、12月22日(木)19時開演

ピアノレッスンでCDを活用する

新しい曲を宿題にもらった時にYOUTUBEやCDを活用することってありますよね。これはモチコピアノスクールの生徒さんが持っているCDなのですが、8小節のメロディーも1トラックとして160曲くらいが収録されています。「聴くだけで上手になる」といった、魔法のCDではありませんが、確実に役に立っています。分からない時は耳から覚えてね、とい言って持たせています。同じシリーズで青、緑のCDもあります。青、緑は曲のレベルも充実していて鑑賞を楽しめるほど充実した内容。YOUTUBEも便利ではあるけれど...玉石混合かな、と思います。子供のコンクールや発表会のアップ動画につられて「こんなに小さいのに、子犬のワルツを弾いている」とか、目的とは違う所に意識が向いてしまう面があるので、先生がある程度良いものをセレクトしてあげることが必要だと思います。この付属CDの他にも時々おすすめを貸し出しています。

 

ある小3の女の子はモーツァルトの伝記に夢中。いつの間にかびっくりするくらいモーツァルトに詳しくなっていたので、魔笛とドンジョバンニの有名なアリアが入ったCDを持たせました。好きこそ物の上手なれと言いますが、ピアノのレッスンでも子供の興味を持続させることが大切。

新入生 おさらい会デビュー

ホールの片隅にスタンバイしている年中さんたち。いよいよドキドキ・ワクワクの本番の始まりです。会場のピアノでリハーサルしたので、少し気持ちが落ち着きました。演奏はもちろん、自己紹介、お辞儀の仕方もそれぞれ個性があって面白いです。年中さんグループが揃ったら、あとは一人づつ順番に客席から袖側へとまわって出番を待ちます前の子を見習って、みんな上手に出来ました。

弾き終わったら、一目散に親御様のもとへ。日曜日の開催なので、お父様の姿も多くみかけました。ほっとされた表情が印象的でした。普段は個人レッスンなので、お友達と過ごす時間も新鮮だったと思います。「みんなピアノを習っているんだな」「僕も、もっと練習しようかな」子供達なりに、いろいろなことを感じたことでしょう。

 

後半には、小3までのお兄さん、お姉さんも登場。「上手だな〜」という感じで、みなさん聴き入っている模様。今回はピアノの配置を変えて半円形に椅子を並べてみました。

音響もすこし良かったかなと思います。2学期末には恒例だったクリスマス会の代わりにに、ちょっと特別な企画を用意しています。お楽しみに。

ピアノを始めて3ヶ月 マホちゃんの挑戦

福岡は今日も突然の大雨に見舞われました。運悪く傘を持たずにほんの少しだけ外出していた時。あっという間に頭からつま先までびしょ濡れになってしまいました。モチコピアノスクールでは恒例の1学期末おさらい会を見据えて、新入生たちが頑張っています。習い始めて3ヶ月の年中、マホちゃんのレッスンを見学させてもらいました。

 

さあ、今日のピアノはどんな音でしょう。部屋に入ってくる時、鞄から楽譜を取り出す時の表情を見るとレッスンを楽しみにしている気持ちが伝わってきます。メリーさんのひつじ、10人のインディアン、子供のマーチ。とても丁寧なタッチで練習しているから音が綺麗です。普段なら恥ずかしくなりそうなカメラを見ても、今日はなんだか嬉しそうです。入会当初は新しい環境に慣れる事ができるのか、お母様は心配をされていました。子供にとって「社会」とまでは大げさかもしれませんが、ピアノのレッスンは家の中とは違う新しい世界です。まずは、担当の藤島先生と仲良くなれたこと、そしてレッスンに通う事が好きになれたことに感動。

福岡のピアノ交流会《めんたいワルツ》に出演しませんか?

福岡のピアノ交流会《めんたいワルツ》が第八回目を迎えます。なんだかんだ、続いています。梅雨明けの7/30、どんな顔ぶれが集まるのでしょうか。楽しみ、楽しみ。モチコピアノスクールには大人の生徒さんも通っていて、皆さん本当にピアノが好きです。めんたいワルツは大人のお洒落な発表会という側面も。練習したら、めんたいのステージに出てお客さんと楽しみを共有します。人に聴かせてこそ、音楽。毎回出演される方がステージ力を身に付けていくのをみると、継続は力なりと実感する次第です。音楽を囲んで交流が持てるのも魅力。私もめんたいのお陰で、福岡のピアノファンのみなさんとお話する機会が持てて、嬉しい限りです。めんたいワルツに遊びに来ませんか?

 

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福岡女学院高校音楽科 オープンスクール

福岡女学院音楽科からオープンスクールの案内が届きました。福岡には音楽科を設置している高校が2校あり、福岡女学院と福岡第一高校になります。女学院は50年以上の長きに渡り音楽家の卵を育ててきた名門。福岡では女学院卒の音楽家の方、先生方が多く活躍していらっしゃいます。市街地から少し離れた学園の敷地は、自然に恵まれ、学び舎としてはとてもいい環境だと思います。私の生徒にも女学院の音楽科、中学、女学院幼稚園出身者が多くいます。ここの園児たち、とても元気がいいです。

 

高校の音楽科って、いったいどんなことをするの?フライヤーを教室に貼っていると、生徒さん、親御さんたちの目にとまります。「高校に音楽科があるんですね」と興味を持たれる方も。音楽が好き、音楽を専門に学びたいというあなた。福岡女学院のオープンスクールに参加してみてはいかがでしょう?

ピティナ課題曲 2016(D級)テクニック難易度

D級では読譜力と曲を弾きこなす技量が求められます。4曲を並行して練習しなければいけませんから、時間の確保も大きな課題になります。バッハは音楽的にどれも素晴らしい作品です。難しいのはフランス組曲5番ジーク、シンフォニア12番。複雑なポリフォニーが苦手な人は、ヘンデルのファンタジアという選択肢もあり。クラシックではモーツァルトのソナタがチャレンジになると思います。テーマの捉え方が非常に難しく、意見の分かれやすい曲だと思います。ハイドンとベートーヴェンは対照的な曲が選曲されています。ロマン派。エチュード系とそれ意外の3曲に分かれていますね。D級の年齢ではショパンエチュードに達していない方が多いと思いますから、あえてエチュードを弾く必要はありません。華やかなショパンのワルツ。内向的で詩的なシューマン。悲哀に満ちたチャイコフスキー。歌のタイプが異なる3曲から選べるようになっています。個人的にはシューマンがおすすめ。近現代ではドビュッシーが難易度高めです。ただ、ショパンエチュードのように手が完璧に出来上がっていないと上手く弾けない、というわけではありません。好きならば、是非チャレンジしてみましょう。注目はプロコフィエフの夏の精。ロマン派には見られないプロコフィエフ独特のシニカルな詩情が感じられます。シンデレラについてはこれからレッスンで取り入れていきたいですね。さて、B、C、D級と分析をしてきましたが、あくまで参考までに。音楽への興味を絶やさずに、練習頑張って下さい。

 

A=易しい B=中くらい C=難しい

時代様式 作曲家名 曲名 ①指の独立・俊敏性 ②親指・手首の柔軟性 ③重音・和音の奏法 ④歌唱的な奏法 ⑤ポリフォニーの奏法
バロック J.S.バッハ シンフォニア          
    1番  A  B  A  B  C
    4番  A  B  A  C  C
    7番  A  B   A  C  C
    8番  A  B  A  B  C
    12番  B  B   A  B  C
  J.S.バッハ フランス組曲          
    1番アルマンド  A  B  A  C  C
    1番ジーグ  A  B  A  B  C
    5番アルマンド  A  B  A  B  C
    5番ジーグ  B  C  B  B  B
    6番アルマンド  A  B  A  B  B
    6番ジーグ  A  B  A  B  B
  ヘンデル ファンタジア ハ長調 HWV490  C  B  A  B  A
  リュリ やさしいうた  A  B  A  C  A
クラシック ハイドン ソナタ Hob.XVI/39 第1楽章  B  B  B  B  A
  W.A.モーツァルト ソナタ KV.570 第1楽章  C  C  B  B  A
  ベートーヴェン 7つのバガテルより第1番 Op.33-1  A  B  B  C  A
ロマン ショパン エチュード          
    Op.10-4  C  C  C  B  B
    Op.10-5  C  C  C  B  B
    Op.10-8  C  C  C  B  B
    Op.10-9  B  C  B  B  A
    Op.10-12  C  C  C  B  B
    Op.25-1  B  C  B  C  B
    Op.25-2  B  C  B  B  A
    Op.25-6  C  C  C  B  B
    Op.25-12  C  C  B  B  A
    3つの新練習曲 第1番  B  C  B  B  B
  モシュコフスキー 16の技術練習曲 Op.97          
    2番  B  C  C  A  A
    10番  C  C  B  B  B
    13番  C  C  B  B  B
    15番  C  C  C  B  B
  ショパン ワルツ 遺作 変ホ長調  A  B  B  C  B
  シューマン 「森の情景」より宿屋 Op.82-6  A  B  B  C  B
  チャイコフスキー ノクターン Op.19-4  B  B  B  C  B
近・現代

プロコフィエフ

組曲「シンデレラ」からの10の小品 Op.97より夏の精

 B  B  B  B  B
  ドビュッシー 「子供の領分」よりグラドゥス・アド・パルナッスム博士  C  C   B  B  B
  宍戸睦郎 ピアノソナタ第2番 第1楽章  B  B  B  A  A
  シャブリエ 音楽帳の一貢  -  -  -  -  -

シンガポール音楽休暇②

今やクラシック音楽は世界の海を渡り、新しい土地でその地域の文化と溶け合って生きています。今夜の主役である2人のバイオリニストは実に国際的な経歴の持ち主です。アレクサンドル先生はロシアに生まれ育った真のヴィルトゥオーゾ。確固たるロシアメソードの技術を携え、ヴィヴァルディからポップミュージックまで幅広いレパートリーを有し、とにかく「お客さんを楽しませる」ことが大好きな人柄。数十年前にシンガポールフィルのコンサートマスターとして招聘され、以来クラシックの文化を南国の地に芽吹かせた偉大な立役者でもあります。まさこ先生は日本からロンドン、そしてシンガポールへと国際的なキャリアを歩まれ、バイオリンスクールを運営されています。アレクサンドル先生とは長きに渡り最高の音楽パートナーなのです。

 

艶やかで奔放なアレクサンドル先生の音楽を、まさこ先生が引き立てる絶妙のアンサンブルスタイルです。シンガポールでクラシック音楽を聴くと「組み合わせ」「融合」「文化の交差」といったキーワードが、ぼんやり浮かびます。 留学すること、アンサンブルすること、移住して音楽家として土地に同化していくこと。食文化と同じように、音楽も様々な文化と溶け合って生きているのです。会場のヴィクトリアホールはイギリス植民地時代のコロニアル様式を残しつつ全面改修を終えたばかり。豪奢で都会的な雰囲気をまとった素晴らしいホールでした。ホールがある文化エリアのすぐ隣には世界有数の金融街が広がっております。何とも贅沢な夜景です。

シンガポール音楽休暇①

ゴールデンウィークの一足先に二度目の訪問となるシンガポールへ来ています。訪問の目的は前回共演させて頂いたシンガポールフィルの元コンサートマスターのアレクサンドル先生のコンサートに伺うこと。音楽関係を装いつつ、出演はしないのでほぼ休暇です。ゆっくり旅は初めてかもしれません。かなりダラダラと過ごしています。同氏は12月に福岡で開催するコンサートに出演して頂く予定です。スクール生の皆さん、福岡のクラシックファンの皆さんはどうぞお楽しみに。明日のコンサートを前に、シンガポールナショナルギャラリーを訪ねて、スケール満点のアジアアートと特別展の印象派絵画を見て歩きました。

アジアの作品もこうして一同に集めてみると相当な迫力です。ロビーにスタイウェイのフルコンが。しかも、まさかの真っ赤。こんなものを作ってしまうのは、やはりシンガポールですよね。上の写真右がナショナルギャラリー。中央が明日のコンサート会場、ヴィクトリアホールです。コロニアル様式の素敵な建物。この界隈にシンガポールの重要な文化施設が集中しています。前回の訪問で演奏したエスプラネードは写真には映りませんでしたが、左手にドン、とあります。この明るさ、解放感が何と言ってもシンガポール文化の醍醐味ですね。

新学期の用意は出来ましたか?

満開の桜を前に、新学期への期待が膨らみます。

写真は2日前の舞鶴公園。

お城の石垣とのコントラストが見事ですね。

 

「ランドセルは何色?」

「一人で学校に通えるかな?」

「新しい友達が楽しみ!!」

子供たちとは、3月頃から新学期をめぐって会話が弾んでいました♪

 

中学生になって初めて制服を着る子も多いですよね。

 

最近のランドセルはカラフルなものから、再びベーシックな黒、紺、赤へ回帰する傾向にあると親御さんから聞きました。

新学期、一年生のランドセルに注目です^^

 

小学校、中学校、高校に上がる子たちは、4月から少し生活のリズムが変わります。

勉強との両立、あるいは部活動との両立がこれからの課題です。

ピアノが好きでなければ、入学を機にすぱっと辞めてしまえばいいだけのこと。

モチコピアノスクールでは今年も転勤以外の理由で退会の届けはありませんでした。

 

私たちとしては、この嬉しい事実をピアノ教育への期待と受け止めて、進学してからも楽しみながらピアノが上達出来るスクールを目指します!!

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経験こそ人生の宝物

第ニ回モチコピアノスクール発表会が無事終演しました。平日の開催にもかかわらず、たくさんのご来場ありがとうございました。桜の開花が気になって、近くの舞鶴公園の脇道を通って会場入りしたのですが、7分咲きといったところでしょうか。寒い日が続いていましたから。観光バスが集まり、さくら祭りでごった返している模様。

 

さて、発表会の方はというと、色とりどりの花が満開を迎えました。 「100の練習よりも1回の本番」舞台を経験してこそ、分かることがあります。心が動く体験をしてこそ、人は本当に変われるのだと思います。100の練習があれば、きっと、明るい未来が待っていることでしょう。

藤島クラス 発表会へ向けてリハーサル

4月に2年生になる女の子、来週の月曜日に発表会デビューを飾ります。昨年の12月から藤島先生のもとでレッスンを始めて、最近、みるみる成長している様子。ハリオット「春の声」を丁寧に仕上げていました。ピアノを弾く姿勢も良いです。習い始めてまだ4ヶ月程ですが、音もしっかりしています。ホールリハーサルでは、先生から最後のアドバイスがあります。ホールの響きを肌で感じて欲しいと思います。まだ緊張する様子もなく、いつも通りの凛とした表情。当日が楽しみです。

もうすぐお別れ レン君のピアノ

明るい日差しの中に、ひんやりと冷たい風が吹いた一日でした。3月は別れの季節でもあります。月曜日の発表会を最後にお別れになってしまうレン君。

小学3年生の終わり頃から約2年間、レッスンに通いました。最初に会った時から真っすぐな眼差しを持っている子でした。思った事が素直に話せる性格で、すぐに仲良くなりました。以前はピアノを習ったことがなく、3年生で一からのスタート。もちろん、最初は大変でした。レッスンに通っていた2年の間にリズム、譜読み、テクニックの基礎練習について、何度も口うるさく言いましたから、時には口論になることもありました。でも、根っから音楽が好き、ピアノが好きという気持ちが強くあり「ピアノを弾く喜び」を絶やすことなく続けて来ました。

 

この日はギロック作曲「ウィナーワルツ」、ブルグミュラー「優美」、バスティン「ヘルナンドの隠れ家」を本番へ向けて猛練習。いつか立派な青年になって、かっこよく弾いている姿が目に浮かびます。

ピティナ課題曲 2016(C級)テクニック難易度

ピティナピアノコンペティション2016年度、C級課題曲ではバロックにインベンションが登場します。15曲全て素晴らしいので1曲を選ぶのは難しいです。個人的には13番、14番、15番、4番、6番あたりをコンクールでは選曲しています。インヴェンションの難易度は省略させて頂きます。インヴェンションはバッハのフランス組曲5番ガヴォットに比べると、ポリフォニー奏法は難しいです。古典派の課題曲には定番のハイドン、モーツァルトに次ぐ第3の選択肢としてドゥシークが出ています。チェコ、ボヘミア地方生まれの作曲家です。同じクラシック時代のクレメンティ、クーラウと並んでソナチネが有名。ベルトミュー作曲の「気まぐれなろば」は時々、レッスンの課題にも選んでします。勢い、音量、パワーが必要な曲です。「カイエ・ドゥ・ルモワンヌ1巻」に掲載されています。このアルバムには他にもフランスのとても雰囲気の良い曲が集められていて、おすすめです。

A=易しい B=中くらい C=難しい

時代様式 作曲家名 曲名 ①指の独立・俊敏性 ②親指・手首の柔軟性 ③重音・和音の奏法 ④歌唱的な奏法 ⑤ポリフォニーの奏法
バロック J.S.バッハ インヴェンション  -  -  -  -  -
  J.S.バッハ フランス組曲5番 BWV.816 ガヴォット  A   A  B  B  B
  T.シルコット サラバンド  -  -  -  -  -
クラシック ドュシーク ソナチネ ト長調 Op.20-1 終楽章  B  B  A  B  A
  W.A.モーツァルト ウィーンソナチネ第6番 第一楽章  B  B  A  B  A
  ハイドン ソナタ Hob.XVI/27 第1楽章  C  C  B  B  A
ロマン ヘラー なだれ Op.45-2  C  C  B  B  B
  グリエール 前奏曲 Op.31-1  A  B  B  C  C
  ショパン マズルカ第5番 Op.7-1 変ロ長調  B  B  B  C  B
近・現代

マルク・ベルトミュー

気まぐれなロバ  B  B  C  B  B
  プロコフィエフ バッタ(きりぎりす)の行進 Op.65-7  C  B  A  B  A 
  香月修 スペイン風ワルツ  B  B  B  C  B
  金井秋彦 スケルツォ  -  -  -  -  -

ピティナ課題曲 2016(B級)テクニック難易度

ピティナピアノコンペティション2016年度の課題曲を分析して5つのテクニック要素で難易度を評価しました。5つのテクニック要素はフランスの巨匠アルフレッド・コルトーのピアノメソッドからヒントを得ています。テクニック面から無理のない選曲、長所が生かせる選曲をして頂けたらと思います。

A=易しい B=中くらい C=難しい

時代様式 作曲家名 曲名 ①指の独立・俊敏性 ②親指・手首の柔軟性 ③重音・和音の奏法 ④歌唱的な奏法 ⑤ポリフォニーの奏法
バロック - ハンガリー行進曲  A  A  A  C  B
  ヘンデル アリア  B  B  A  B  C
  クープラン ブーレー  B  A  B  C   B
クラシック アンドレ ソナチネOp.34-1 終楽章  B  A   B  A  B 
  ハイドン アリエッタ第1番変ホ長調 Hob.XVII-3  A  C  B  C  A
  ベートーヴェン ソナチネ へ長調 第1番  C  C  B  B  B
ロマン シューマン 乱暴な騎手 Op.68-8  B  B  C  B  C
  チャイコフスキー 朝の祈り Op.39-1  A  B  C  C  C
  ブルグミュラー やさしい花 Op.100-10  B  B  A  C  B 
近・現代 ギロック カプリチェット  C  C  B  B  A
  A.ハチャトリアン スケルツォ  B  B  B  B  B
  湯山昭 メロディー  B  B  B  C  C
  渡部賢士 ピクニックへ行こう  - -  -  -

三善晃 子供のためのピアノ曲

クラシック音楽にも邦人の作品があります。発表会やコンクールのプログラムをめくっても、カタカナの作曲家ばかりがずらりと並んでいますから、邦人の作曲家達は少々肩身が狭そうです。でも、中にはきらりと光る作品もあります。

 

昨年の大発表会では三善晃、音の森から「三度のワルツ」を弾いた生徒がいました。時々聞こえてくる7度の響きに哀愁があって、三善の世界観が垣間みれます。三善晃は日本作曲界の巨星。ピアノ曲も実はたくさん書いている。以前、オーケストラ曲を聴いたことがありますが、暗いイメージが強烈に記憶されています。戦争体験が根っこにある由、彼の音楽がまとっている空気には一種のやりきれない苦痛が漂っています。それでも、三善晃が子供のためにピアノ曲を書いてくれたのは有り難いこと。日本のピアノ教育界において大きな功績です。今年の発表会では海の日記帳から「波のアラベスク」を弾く生徒がいます。けっこう難しいので、必死に練習中です。最近、再びパラパラと三善晃の楽譜をめくっています。

大発表会2016へ向けて

1月から新春トライアルの生徒さんが加わり、さっそく忙しい日々が幕開け。殆どの方がトライアル後に入会を決めて下さり、大変嬉しく思っています。

 

さて、今年の大発表会のチラシが完成しました。今回のトライアルで入会された生徒さんも、たくさん練習して1年後には立派にホールの舞台に立つでしょう。発表会の案内を親御様にお渡ししていると「初めてだけど、うちの子は大丈夫かな」「今年はヴァイオリンが聴けるんですね」「弾きたい曲があるみたいなんですけど、ほらっ、言ってごらん」と、様々な反応が返ってきます。

 

モチコピアノスクールでは舞台経験をとても大切に考えています。

 

生徒にとっても先生にとっても、発表会までの道のりは険しいもの。課題はいつもよりもちょっと難しめ。練習で嫌気がさすこともあるかもしれません。期日が決まっているだけに、先生たちも必死です。(自分の練習もあります)諸々の準備に骨が折れることもあります。それでも発表会をやりたいと思います。舞台経験こそ子供達の音楽に生命を吹き込みます。本番こそ、上達の鍵、魔法、ミラクルなのです。今年のゲストにはバイオリニトの八尋朋子さんをお招きしています。舞台好きの大人達も少々加わり、とても楽しい音楽会になる予定でございます。

 

3/28(月)16時〜ふくふくプラザホールにて

大雪の福岡 静かな街に映る暖の光

レッスン終わりに外へ出てみると一面真っ白。福岡でこれだけの雪を見たのは生まれて初めてかもしれません。

 

今朝は9時から姉妹のレッスン。足跡のついていない道路にぼたん雪がしんしんと積もっていく中、「おはようございます、寒い〜!」と、入って来た2人。車だと危ないと思ったので今日に限ってバスで来たとのこと。

防寒対策のため、体はぐるぐる巻き状態です。今日は遠方から通っている生徒さんはお休みが多く、レッスンはゆっくりペース。ハーブティーを出したりしてお喋りを交え進めました。

近所の生徒さんは雪を触りながら来た模様です。冷たい手でピアノ弾けるかな。けやき通りに出ても人通りが少なく、街頭や通り沿いのマンションの窓が暖かく映ります。車も極端に少ないです。北の国では当たり前の景色だと思いますが、雪に慣れない福岡の街では静かな中にサイレン音が時折鳴り渡っていました。我が家では急遽電気カーペットとファンヒーターを用意して、暖をとりました。厳しい寒さの中暖かい部屋で過ごすのも愉しみです。

卒業生の訪問

先週の日曜日、転勤のため北海道へ引っ越したお友達がレッスンに来てくれました。双子兄弟のかいくん・しゅうくんはモチコピアノスクールの一期生。お母様と一緒に初めて教室へ来た日のこと、クリスマス会、お別れ前の発表会のこと。どれも印象的に心に刻まれています。

 

この日2人が聴かせてくれたのはバッハのポロネーズ、ギロックの祭り、シューマンのArmes Waisenkind、モーツァルトのアレグロin Fの4曲。

色々なスタイルの曲に触れながらピアノを習う事はとても大切だと思います。双子とはいっても、4才の時から2人は違った個性を放っていましたから、同じ内容で競わせないことには気を使いました。スクールに習いに来られていた当時は、私もまだまだ新米教師でしたから、お母様との交流の中から色々な事を感じる日々でした。「ピアノは家庭教育の柱」と確信してスクールを運営するようになった背景には、卒業生と親御様の姿があったのだとつくづく思います。

この日は朝8時からのレッスン。寒い、寒いとつぶやくこの頃なのに、北海道からのお客さんは元気いっぱいです。今週末は福岡も氷点下まで気温が下がり、雪の予報がでていますね。寒い冬には北海道で頑張っている彼らのこと、ドイツ時代に見た景色を思い出したり。出会いに感謝した一日でした。

 

新年最初のレッスン

明けましておめでとうございます。警固教室では昨日から藤島先生のクラスがスタートしました。

新年最初のレッスンは3月に発表会デビューを控えている小学1年生の女の子。習い始めて3ヶ月ほどです。前回、レッスンを見学した時に比べると、耳がぐんっと良くなっている様子。メロディーの断片を聴音できるようになっていて、きれいな声でドレミを歌っています。タッチもしっかりしているようでした。

 

親御様はメモを取りながらとても丁寧にレッスンをご覧になっており、ご自宅での学習に生かされているとのこと。これなら一安心です。これから発表会の選曲に入る予定です。楽しみ、楽しみ。

 

今年の冬休み、ショパンコンクールinアジアの全国大会に出場する生徒はお正月も返上で練習に励んでいます。私も休みの間はいつもより多めに練習が出来ました。バッハ「ゴルドベルク変奏曲」、ショパン「ワルツ集」、リスト「愛の夢」などに取り組んでいます。ピアノを一人で弾くときも幸せです。

 

昨年はブログを読んで下さりありがとうございました。今年も宜しくお願いします。